ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

カズキさん(仮名・20代前半男性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

カズキ「先月、仕事を辞めました」

 

僕「転職活動中ですか?」

 

カズキ「しばらくは……ウリ専ボーイ(男性版風俗)をしようかと考えてます」

 

僕「どうしてウリ専ボーイになろうと思ったのか、差し支えない範囲で教えていただけますか?」

 

カズキ「僕は地方出身で、高卒で上京して、学歴も資格もないので、仕事がきつい割に給料安くて……家賃・光熱費・食費を払うと、ほとんど残らないんです」

 

僕「あと、休みの日や仕事帰りには、羽を伸ばして遊びたいですよね?」

 

カズキ「別に豪遊したいわけじゃなく、友達と飲んだりしたいじゃないですか? それに……貯金とかないと、将来、結婚もできないし……」

 

僕「結婚……というと、カズキさんはノンケ(異性愛)なのですね?」

 

カズキ「はい」

 

僕「なのに、男性同性愛者相手のウリ専ボーイになりたい?」

 

カズキ「稼げるって聞いたので……月に80万とか……」

 

僕「インターネットですね? 月80万なんてトップクラスのボーイだけですよ」

 

カズキ「僕ではダメでしょうか? 高校の時に男の友人から告白されたんですけど……」

 

僕「確かに、カズキさんはかわいらしくて、男性にも女性にもモテそうですね。でも、容姿だけでやっていける世界じゃないですよ」

 

カズキ「耐えればいいんですよね?」

 

僕「え? お客に身を任せるだけですか? それじゃあ、リピーターはつかないですよ」

 

カズキ「でも、ノンケのボーイは指名がつくって……」

 

僕「ノンケのボーイを好むゲイの客は存在します。でも、自称ノンケのボーイはたくさんいます。その中から指名を勝ち取るためには、あれもやり、これもやらないといけないんですよ」

 

カズキ「あれもこれもやるって? お客の○○〇を口で?」

 

僕「それは最低限です。それぐらいはボーイ全員やります。リピーターになってもらうには、お客の〇〇〇をカズキさんの〇〇〇に受け入れるとか……」

 

カズキ「ええええ? それやったら、ノンケとは言えないでしょう?」

 

僕「だから、自称ノンケです。もとはノンケであって、事実上バイセクシャルにならなければ、ウリ専ボーイはできないでしょう」

 

カズキ「痛くないですか? 痔にならないですか?」

 

僕「痛い場合もあります。痔になる人もいます」

 

カズキ「どうするんですか?」

 

僕「それこそ、いろいろとインターネットに書かれてます。実際にボーイになったら、マネージャーから教わってください」

 

カズキ「……」

 

僕「そういう行為なしって条件のボーイもいますが……。お客は『安くない金を払うんだから、いろいろやらせろ』と考える人も少なからずいますよ」

 

カズキ「……」

 

僕「同じ料金で、食事付きのホテルと、食事なしのホテルでは、どちらに多くのお客が入りますか? 他の条件が似ていれば、食事付きの方が人気出るでしょう? それと同じですよ。プラスアルファが多い方にお客がつくのです」

 

カズキ「……ウリ専って、女性客も来るんですよね?」

 

僕「どうですかね? 例外中の例外じゃないですか? 僕は、売ったことも買ったこともないですが、ボーイ経験者から聞くと、『うちの店は女性客お断りだった』っていうのばかりですよ」

 

カズキ「あと……僕はノンケなんで……男相手で立たなくても……大丈夫ですよね?」

 

僕「いくらノンケボーイであっても、それを許容するお客は少ないでしょう。だって、興ざめですから。っていうか、お客とのセックスを盛り上げるのがボーイの仕事ですよ?」

 

カズキ「若いイケメンの客なら……なんとかなると思いますけど……」

 

僕「若いイケメンなんて……ウリ専のお客にはいませんよ。カズキさんの父親や祖父の世代ばかりですよ」

 

カズキ「祖父? まさか……」

 

僕「70代のお客も結構いるって聞きますよ」

 

カズキ「老人介護じゃないですか?」

 

僕「そうです。2人して全裸になってシャワー室で全身洗ってあげて……老人のモノを口で奉仕する、老人奉仕です」

 

カズキ「ゲ……。70代で立つんですか? 最後までいくんですか?」

 

僕「個人差って結構ありますから。お盛んな人はお盛んですよ。それに……ボーイに奉仕させるために、お金貯めて、性欲溜めてやってくるんです。そのワクワクに応え、満足させるボーイが、次の指名をもらうんです」

 

カズキ「……激務ですね?」

 

僕「激務ですよ。時給に換算するから、楽で実入りがいい仕事に見えますが……。そもそも指名されないと無給って店もあります。1週間連続でシフト入れても、指名つかなければ、0円」

 

カズキ「……」

 

僕「電車に乗ったら、車両内の男性を見てください。30人いて、全員がゲイと仮定します。その中で『この人とお互い全裸で抱き合うの嫌だな……』って人を見つけてください。そういう人が買いに来ても、断れないのがウリ専であり、風俗業です」

 

カズキ「……」

 

僕「何度も言いますが、若い人やモテる人は、基本的にウリ専には行きません。相手が見つからない……もしくはそういう努力ができないから、金で男を買いにくるんです。覚悟ないなら、やめた方がいいですよ」

 

カズキ「……」

 

僕「ゲイセックスを体験したいなら、ゲイバーにでも行けばいいし、ゲイの出会い系に書き込みすればいいですよ」

 

カズキ「え……?」

 

僕「ウリ専ボーイになりたいのは、好奇心もあるでしょう? 体験してみればいいですよ。カズキさんなら、すぐに相手が見つかります」

 

カズキ「いや……僕はノンケで……」

 

僕「新宿のゲイバーには、1000円~2000円で飲める店がたくさんあります。そういうところに行って、お店の人に『ノンケだけど、ゲイセックスを体験したい』って言えば、『ノンケ好き』『若者好き』なおじさんを紹介してくれますよ」

 

カズキ「……いや……でも……」

 

僕「そういうところなら、『太った人は苦手』とか『35歳以下がいい』とか、ワガママ言えます。ウリ専ボーイより、ずっといいでしょう?」

 

カズキ「……僕がゲイに興味あるって……どこでわかりましたか? まさか……僕ってゲイっぽいですか?」

 

僕「カズキさんはゲイっぽくないですよ。十分にノンケに見えます。でも……」

 

カズキ「……でも?」

 

僕「本当にノンケなら、よほどのことがないと、ウリ専ボーイになりたいって言わないですよ。ノンケにとっては一種の地獄ですから。それに、若いイケメンなら立つかも……っていうのも、ゲイ的発想です」

 

カズキ「……そうなんですね」

 

僕「仕事は地道にやって……ゲイセックスは遊びですればいいですよ」

 

カズキ「……抜け出せなくなりませんか?」

 

僕「ウリ専ボーイになろうとしたんでしょう? 毎日指名入ったらどうするつもりでしたか?」

 

カズキ「……ですよね? 矛盾してますよね」

 

僕「自分に素直になりましょう。まだまだ若いんですから、何だってできますよ。30代40代で大学や専門学校行ったりして、資格とる人もいますよ」

 

カズキ「……わかりました。とりあえず、ゲイバーに行ってみます。ダメ元で……」

 

僕「ダメにはなりません。カズキさんなら、引く手あまた。相手を選べますよ」

 

カズキ「……ありがとうございます」

 

僕「複数の男から言い寄られて、どの人と付き合ったらいいか迷ったら、相性占いしますよ。相手の生年月日を聞いてきてください」

 

カズキ「わかりました。その時はお願いします。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそ、ありがとうございました」

 

さて、今日の観音オラクルカードです。

↑31「弧を描く柳の姉妹」

「柳に雪折れなし」と言うように、柳の枝は、悪天候でもダメージがあまりありません。柳のように、あなたも、過去の傷ついた体験を許しましょう。相手の為と言うより、あなた自身の為です。

 

いつまでも、過去の傷にとらわれていると、あなたのエネルギーが少なくなるのです。しかも、他者を許すということは、いつか、あなた自身が許されることにもつながるのです。

 

人を傷つける行為が良くないのは明らかですが、そこにこだわるべきではありません。強風が吹いても、弧を描いてかわし、風が止めば元に戻る柳のように、あなたも、済んだことは許しましょう。

 

いつまでも続く怒りの感情は、あなたを硬直させ、前に進む力を奪うのですから。