ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前の対面鑑定です。

タケフミさん(仮名・60代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

タケフミ「パートナーとしての相性占いをして欲しいのですが……」

 

僕「はい、タケフミさんの生年月日・生誕地・生誕時刻はお聞きしていますので、お相手の方のも教えていただけますか?」

 

タケフミ「相手は、レオくん・ソラくん・マイケルくんですが……」

 

僕「3人ですか?」

 

タケフミ「はい、体の相性はみんないいのですが、パートナーとしての相性は誰が1番いいのか知りたくて……。ただ、3人とも生年月日が不確かで……」

 

僕「どこで知り合われたんですか? アプリですか?」

 

タケフミ「いえ……実は、3人ともウリ専ボーイなんです」

 

僕「ああ……レオくん・ソラくん・マイケルくんって……源氏名なんですね? 生年月日も、プロフィールに載っているものはあてになりませんからね」

 

タケフミ「そうなんです。でも、3人とも20代であることは間違いありません」

 

僕「それにしても、20代の若者3人とお付き合いしているんですね?」

 

タケフミ「お付き合いというか……それぞれ2度ほど買ったんです。他にも何人かボーイを買ったんですが、パートナーにするなら、この3人かなと思いまして……」

 

僕「レオくん・ソラくん・マイケルくん……っていうだけですと、源氏名や本名も含めて、同名の人がたくさん存在しますので、所属するウリ専の店名を教えていただけますか?」

 

タケフミ「東京の○○○○です」

 

僕「3人とも○○○○ですか?」

 

タケフミ「はい。……それが何か?」

 

僕「いやあ……ボーイの側からすると、お得意さんが他の子を買うのを嫌がるって聞いたので……」

 

タケフミ「嫌がる? 私がお客で、彼らは商品です。私が彼らを選んで、見定めるんです。当然でしょう?」

 

僕「そうなんですが……。2度ほど買ったというと……どの子とも、特にプライベートで会っている訳ではないんですね?」

 

タケフミ「店を通さないデートは禁止なんですよ」

 

僕「それはわかりますが……タケフミさんは地方のお住まいですよね?」

 

タケフミ「はい、今日、新幹線で東京に来ました」

 

僕「東京のウリ専ボーイをパートナーにするっていうと、その子がウリ専を辞めて、タケフミさんのお住まいに同居する……ということですか?」

 

タケフミ「はい、私の家は、一戸建てで5LDKなので、3人まとめて身請けできるぐらいですが……まあ、私の体が持ちませんから、1人にしておきます」

 

僕「身請け?」

 

タケフミ「ボーイを辞めさせて、養ってあげるんです」

 

僕「わかりますけど……それって、レオくん・ソラくん・マイケルくんの方も、希望しているんでしょうか?」

 

タケフミ「まだ話してませんけど、彼らにとっては『渡りに船』でしょう。ウリ専ボーイなんて、若いうちしかできないし、いずれ辞めなければならない……でも、職歴ないんですから、相性のいいお客に囲われるのが1番ですよ」

 

僕「タケフミさんは、リタイアして年金生活だとお聞きしましたけど……」

 

タケフミ「そうです。家は広いですが、古いし、田舎だし、資産家とは言えません。でも、年金がありますから、贅沢しなければ、親子2人で暮らせます」

 

僕「親子?」

 

タケフミ「田舎には、私の親戚や友人がいます。男の子を愛人として連れ帰る訳にはいきません。知人の子を養子に迎えたと言えば、みんな納得するでしょう」

 

僕「ああ、ボーイの子と養子縁組するんですね? 年齢的には親子ですしね」

 

タケフミ「そうなんです。年をとるとマイナスなことばかりですけど、若い子と養子縁組しても不自然じゃないっていうのは利点ですね」

 

僕「それで、相性占いする前に……レオくん・ソラくん・マイケルくんに、タケフミさんのところに来てくれるのか、聞いてみるべきじゃないですか?」

 

タケフミ「3人に聞く? 3人一緒の身請けはできないんですから、選ばれない2人には期待だけ持たせて……となるじゃないですか? あらかじめ、相性占いで1人に絞ってからがいいと思っています」

 

僕「ウリ専ボーイって、父親のような年齢のお客さんに囲われたいのでしょうか?」

 

タケフミ「え? だって、金が無くて、仕方なくボーイしているんですから。仕事しなくても食べていけるなら、願ったりかなったりでしょう? ソラくんなんか、親の借金を背負わされて、泣く泣くボーイをしているんですから……」

 

僕「ソラくんを養子にしたら、その借金の残額を肩代わりするんですか?」

 

タケフミ「私には大金はないので、ソラくんが借金を返し終わるのを待ってからにします。ソラくんに借金を背負わせる毒親から、切り離してあげるんです」

 

僕「ソラくんは、親の借金を肩代わりするために、ボーイになったんですね?」

 

タケフミ「店名と源氏名では、相性占いできないんですか?」

 

僕「タロットカードなら、できますよ。ここにある裏返しに並べられたカードのうち、レオくん・ソラくん・マイケルくん、それぞれの名前を呼んで、気になった1枚ずつカードをめくっていただけますか?」

 

タケフミ「私がめくるんですね? では、レオくんは……これです」

↑「金貨の6」リバース(逆さま)。見やすくする為に正位置で貼り付けてます。

老人が若い男女に金品を恵んでいます。正位置なら、お互いに対等という意味ですが、リバース(逆さま)ですから、そうはならない。お金の授受が人間関係をそこなうのです。

 

タケフミ「ソラくんは……このカードが気になりました」

↑「金貨の9」リバース(逆さま)。見やすくする為に正位置で貼り付けてます。

通称「お妾さんのカード」です。今回の占いにぴったりとも言えますが、リバース(逆さま)なので、不満が溜まり、うまく行かないという意味になります。

 

タケフミ「マイケルくんは……このカードです」

↑「剣の8」正位置。

若い女性が目隠しされ、囚われの身になっています。

「囲われるボーイ」を象徴しているかのようです。

 

タケフミ「で、どの子との相性がいいんですか?」

 

僕「残念ながら、どの子ともよくありません。タケフミさんがどうとかではなく、20代のゲイの男の子にとって、たとえ働かなくてもいいとしても、地方で囲われた生活をすることを望まないでしょう」

 

タケフミ「ソラくんはゲイではなく、ノンケ(異性愛者)ですよ」

 

僕「だったら、猶更、望まないでしょう? タケフミさんは、20代の頃に、60代の女性に見初められて『愛人になれ』と言われたら、喜んで付いて行きましたか?」

 

タケフミ「女性に興味ありません。おばあちゃんなら、余計に嫌です」

 

僕「ソラくんも同じでしょう」

 

タケフミ「でも、彼らは定職につかず、体を売っているんですよ? 私がその生活から抜け出させてあげるんですよ?」

 

僕「彼らは抜け出したいのでしょうか? タケフミさんにそのように懇願したのですか?」

 

タケフミ「……懇願されてはませんが……私に愛されて、喜んでましたよ」

 

僕「それが、ウリ専ボーイのお仕事ですから。リピーターを増やさないと、食べていけませんから……」

 

タケフミ「……」

 

僕「体を売る仕事と言っても……いろんな人がいます。割り切って体を売って、将来の為に貯金する人もいれば、ゲイバーの店子(店員)にシフトして、ゲイバー経営を目指す人もいます」

 

タケフミ「……私みたいな田舎の年寄りに囲われても、ボーイは喜ばないってことですか?」

 

僕「ボーイ経験者に聞くと、『お客さんとは恋愛しないようにしていた』って、みんな言いますよ」

 

タケフミ「なぜですか? セックスはしているのに……」

 

僕「たくさんのお客を相手にするからですよ。ひとりに思い入れすると、他の人としたくなくなるでしょう? 罪悪感を抱いたり、早く辞めて、彼のもとに行きたいとか……」

 

タケフミ「……だから、私のもとに来ればいいんです」

 

僕「何十人ものお得意さんの中、タケフミさんだけ特別に愛しているなら可能性ありますが……。2度買っただけですよね?」

 

タケフミ「何回買えば、恋人になれるのでしょうか?」

 

僕「冷酷な言い方をしますと、ほとんどの場合、何十回買っても、お客はお客だと思います」

 

タケフミ「……」

 

僕「フケ専は確かに存在しますが……やはり、同世代や若い人を求める人が多いですよ」

 

タケフミ「……」

 

僕「億ションをポンと買ってやったり、一等地にお店を持たせてあげたり……しない限り……」

 

タケフミ「億ション? お店を持たせる? それができるのはセレブでしょ? セレブが2万かそこらのウリ専を買いますか?」

 

僕「社長の御曹司とか、有名人だからこそ、カミングアウトできないし、令和の今も女性と結婚せざるを得ない。こっそりとウリ専を買うのじゃないですか? ゲイバーに行ったら、誰に見られるかわかりませんが、ウリ専は秘密厳守ですから」

 

タケフミ「私みたいな庶民は相手にされないってことですね?」

 

僕「普通にウリ専を買うだけならいいでしょう。でも、お金の力で相手の人生を丸ごと背負うって言う場合、やっぱり、それなりの資産が必要でしょう」

 

タケフミ「……派手な東京暮らしなんて、若いうちだけですよ。ちゃんとした家と、日々食べていけるお金……その大切さが、若いボーイには伝わらないんですね」

 

僕「ウリ専の現場では、はるか年上のお客さんを相手にしていても、プライベートでは同世代と恋愛したい人が多いと思います。タケフミさんだって、20代の頃から若い子が好きでしょう?」

 

タケフミ「それはそうですが……」

 

僕「ウリ専で、いろんな人の相手をしているからこそ、辞めた後は、本当に好きな人と付き合いたいんじゃないですか?」

 

タケフミ「……レオくん・ソラくん・マイケルくんは、私を愛してないのですね? 今後も恋人にはならないのですね?」

 

僕「カードからするとそうですね。お客さんとしか思ってないですね」

 

タケフミ「……」

 

僕「もう1枚、カードを引きませんか? 今度はタケフミさんご自身のために」

 

タケフミ「私自身に?」

 

僕「はい、アドバイスカードです」

 

タケフミ「では、これにします」

↑「カップの7」正位置。

男性が雲の中に理想や夢を思い描いています。

が、現実ではありません。現実を直視した方がいいです。

 

タケフミ「現実を見ろと……シビアですね。占いって、背中を押してくれるのかと思ってました」

 

僕「可能性があるなら、押しますよ」

 

タケフミ「レオくん・ソラくん・マイケルくんとは可能性がないんですね……」

 

僕「シロウトの方が可能性があると思います」

 

タケフミ「シロウト? アプリとかですか?」

 

僕「ゲイの為のお見合いサービスみたいなのもありますよ。その中でフケ専の男の子を探すとか……同居して、ゆくゆくは養子縁組したいって伝えれば、同じ気持ちの若い男性が見つかるかもしれません」

 

タケフミ「ジャニーズ級のイケメンが見つかるでしょうか?」

 

僕「パートナー探しに、アイドル並みの容姿を期待したら、超難関になりますよ」

 

タケフミ「そうですね。妥協します」

 

僕「すべてが思い通りの相手なんていませんよ。縁があった人と愛を育むしかないですよ」

 

タケフミ「わかりました。出会いに恵まれたら、またお願いします。次はオンライン鑑定になるかもしれません」

 

僕「わかりました。お待ちしています」

 

タケフミ「ありがとうございました」

 

僕「ありがとうございました」

 

さて、今日のチャイニーズタロットです。

↑「死」リバース(逆さま)。見やすくする為に正位置で貼り付けてます。

エンマ大王が死者と話しています。

 

リバース(逆さま)ですから、実際の「死亡」を意味する訳ではありません。

「再生」「やり直し」ということです。

 

↑「金貨の5」正位置。

金貨5枚を得て、男性が喜んでいます。

あなたは、ある程度のお金を得ることができるでしょう。

 

それは、1度頓挫した仕事などが復活して、収入に結びつくからです。

あきらめてはいけないのです。