ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

先日、おしどり夫婦として知られていたりゅうちぇる(ryuchell)さんとぺこ(peco)さんが離婚していたと発表されました。

 

りゅうちぇる(ryuchell・26・本名:比嘉龍二)さんとぺこ(peco・27・本名:奥平哲子)さんは、2016年末に結婚を発表。2018年2月に男児誕生。

*以下、りゅうちぇるさん・ぺこさんと書かせていただきます。

 

ジェンダーレス男子(中性的な男性)として芸能活動していたりゅうちぇるさんから離婚を提案し、ぺこさんが受諾したということです。

ただし、4歳の息子は2人で育て、これからも3人で暮らしていくということです。

 

法的には夫婦ではなくなる。が、支え合っていくことに変わりはない。

「何の問題もない」と言う人もいます。

確かに、妻であるぺこさんが受け入れているのだから、外野がとやかくいうことはない……は、正論です。

 

しかし、離婚理由として、りゅうちぇるさんが話していることに関して、主に女性(と思われる人)からの批判が多いのです。

 

りゅうちぇるさんは、

「自分が女性を愛せるとは思っていなかった。初めて好きになった女性が、ぺこだった」

「夫として、父親として、正真正銘の男でいなけければならないと、自分が強く思い込んでしまい、生きて行くことが辛くなった」

「このままでは家族を守れないと考え、ぺこにすべてを打ち明け、新しい家族の形をとろうと、離婚した」

と話しています。

 

これに対しての批判は、

「結婚していると性別移行できない。女性になるための離婚か」

「夫婦でなくなれば、他の人と恋愛しても『不倫』ではない。新しい人と恋愛したいのか」

「ぺこさんは、男性であるりゅうちぇるさんを愛し、結婚し、子どもを産んだはず。その後でカミングアウトされても……」

「生きて行くことが辛いと言われたら、受け入れて許すという選択肢しかない」

「女性との恋愛・結婚に違和感があったと、今頃言われても、妻は困惑するだけ。結婚前に言うべきだろう」

というのがあり、多くの同意を集めています。

 

これらの批判もまた、正論と言えるでしょう。

 

実際、離婚直後は3人で暮らしていても、いずれ、他の人と恋愛や再婚をし、別々の生活を営む(子どもは、母親が引き取るケースが多い)例が圧倒的多数だからです。

 

しかし、しかしです。

 

ごく若い時に、自身の性自認や性的対象を正しく認識し、恋人や結婚する相手にすべて伝え、了承を得て……って可能なのでしょうか? 

 

あなたは、20歳~21歳の時の相手を生涯愛し続けていますか? その時好きだったタイプが、今も好きですか?

言い換えれば、20歳そこそこの時、本当の自分自身を正しく認識していましたか?

*りゅうちぇるさん・ぺこさんはともに21歳の時に結婚しています。

 

例えば、今は体も戸籍も女性になっている「KABA.ちゃん」は、40歳過ぎまで「ゲイ男性」と自称していました。性同一性障害を公表したのは45歳です。

 

「GENKING」も同様で、30歳過ぎてから性別移行を始めて、今はすっかり女性です。が、20代までは「ゲイ」として男性同士での恋愛や同棲をしていました。「彼氏とのけんかは、いつも(わたしの)性別が原因」と言っていました。

 

ゲイ男性でも、20代~30代前半の頃に、ひとりの女性を好きになり、

「俺って、女性も愛せるんだ? よし、結婚しよう。ゲイとはおさらば。一生、彼女を愛しぬくぞ」と決意して結婚したが、

10年、20年経って、「いつのまにか、女性への興味や性欲がなくなっていた」「俺は、やっぱりゲイなんだ」と認識したが、子どもがいるので、今更離婚などできない……という人が、たくさんいます。

 

ぺこさんも、りゅうちぇるさんの告白に対して「墓場まで持って行って欲しかったと一瞬たりとも思ったことはないと言えば嘘になる」と言っています。

 

でも、「妻を愛しているとは言えない」「育児の戦友ではある」と思いながらも、そのことには蓋をして、事実上の「仮面夫婦」「偽装結婚」を続け、男と遊びまくっている既婚ゲイ男性より、りゅうちぇるさんの方が、よほど潔い気がするのです。

 

配偶者という最も近い存在の人に本心を隠し続け、365日「愛しているフリを続ける」って、どういう気持ちでしょうか?

 

1番分かり合えるはずの人に本音を言えず、心理的に遠い存在になってしまっているって……「家族に囲まれながらも孤独を感じる」って、こういうことでしょうか?

 

りゅうちぇるさんの場合、芸能人なので、本来は公表しなくてもいい性自認や離婚理由を公にしました。

 

ジェンダーレス(中性的)男性として、多様性を主張しつつ、夫となり、父親となったが、いつの間にか無理を重ねて、本来の自分とは違う姿を演じ、限界に達してしまった。

 

ぺこさんは、本当に偉いと思います。

離婚を受け入れ、夫婦でなくなっても3人で暮らすことに同意したのですから。

女性として愛し、結婚し、子どもまで作ったのに、夫から「男でいることがつらくなった」と言われたら、恨み言の1つも言いたくなるはずですが、ぺこさんは、元夫を「今までつらかったね」と労わっています。

 

りゅうちぇるさんの今後にも注目していきたいです。

 

どこまで女性になるのか……芸能活動を続けるかどうか……というより、どこまで自分自身と向き合い、自分に正直に生きて行くか? そこを見ていきたいものです。

 

さて、今日のゲイタロットです。

 

↑「月」正位置。

ウェイト版タロットでは、「月のカード」は悩みの象徴です。

が、ゲイタロットでは、男性同士のベッドシーンが描かれています。

しかし、大事なのは、寝室のガラス窓が開かれ、2人の関係が丸見えになっているところ。

 

あなたの同性愛の秘密は、知られてしまうでしょう。

 

↑「カップの10」正位置。

男性カップルが堂々と身を寄せ合っています。近くには子どもがいて、空には虹が立っています。

多くのゲイ男性が憧れる将来像が描かれています。

 

2枚を合わせ読むと、

あなたは、ゲイがバレて、一時的に辛い思いをするかもしれません。

あるいは、自分からカミングアウトすることになるでしょう。

いずれにしても、すべての人に受け入れられはしません。そこは覚悟すべきです。

 

しかし、ゲイバレやカミングアウトが、結果的に、あなたの幸せにつながるのです。

あなたは愛する同性パートナーを得て、満ち足りた生活を送ることができるようになります。

*カードにある「子ども」は、日本の現実から見て、難しいかもしれません。

ゲイタロットはアメリカのカードですから。

 

ゲイバレを過剰に恐れる必要はありません。

カミングアウトも同様です。

一時的なつらさを乗り越えれば、「自分らしい生き方・幸せ」につながるのです。