ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のメール相談です。

カズトさん(仮名・20代後半ゲイ男性・地方在住)からです。

カズトさんのプライバシー保護の為、多少変更して書きます。

 

カズト「生まれてからずっと、地元の〇〇県に住んでいます。日常生活では不便はないですが、ゲイとしての出会いがありません。やっぱり、ゲイは東京に出た方がいいでしょうか?」

 

僕「僕が生まれ育ったのは、東北の小都市です。僕の若い頃は、スマホもパソコンもなく、電話は家に1台のみ。ゲイの出会いには様々な制約があり、就職とともに東京に出てきました」

 

カズト「僕が今住んでいるのは、一応県庁所在地で、数軒のゲイバーはあります」

 

僕「でしたら、出会いはありますよね」

 

カズト「でも、地元のゲイバーは行きたくありません」

 

僕「嫌なことでもあったのでしょうか?」

 

カズト「学校を出て、初めてゲイバーに行った頃、常連客の1人に誘われたんです」

 

僕「お付き合いしたんですか?」

 

カズト「2度目に会った時、その人が既婚者だとわかり、『僕のことが好きなら、離婚してください』って言ったんです」

 

僕「断られたんですね?」

 

カズト「鼻で笑われました。『何言ってるの? お前、何様?』って」

 

僕「それで、気まずくなって別れたんですね?」

 

カズト「初めての相手は、好きな人がいいとずっと思ってました。その人は、好きなタイプとは言えませんでしたが、やさしくしてくれたので……でも、遊ばれただけでした。2度目には何もせずに別れたので、付き合ったうちには入らないと思います」

 

僕「で、ほかのゲイバーに?」

 

カズト「ダメでした。その既婚者の人が僕のことを言いふらしていて、『既婚者に離婚を要求する勘違いオカマ』だって……他の店でも言われて……以後、ゲイバーには行ってません」

 

僕「地方のゲイ社会は狭いですからね」

 

カズト「僕、セフレとか、その場限りの出会いなんて、嫌なんです。ちゃんとお付き合いしたいんです。そして、お付き合いする以上は、お互いを最優先する関係でいたい。既婚者や彼氏持ちの男の愛人なんか、嫌なんです」

 

僕「わかりますよ」

 

カズト「わかってくれますか? 地元のゲイバーで、こういう話をすると、変人扱いされました」

 

僕「ゲイバーはダメだとして、今はゲイアプリとか、いろいろあるじゃないですか?」

 

カズト「ゲイアプリは……何度か利用しましたが、やめました。2度目がないんです」

 

僕「1度会っても、2度目の約束はないんですか?」

 

カズト「そうなんです。僕は1時間半かけて会いに行ったんです。でも、会って1時間で、もう『さよなら』なんです。電話番号なども聞かれず、それっきりなんです」

 

僕「1時間でさよなら……って、お茶して終わり……ですか?」

 

カズト「お茶なんて……ないです。車の中で……」

 

僕「カーセックス?」

 

カズト「そうです。で、終わったら、缶コーヒー飲んで、それで終わりです。僕は性処理道具扱いです」

 

僕「……」

 

カズト「ゲイアプリで、『ちゃんとしたお付き合いがしたい』って言っているのに、そんな相手ばかりで、利用するのが嫌になりました」

 

僕「1度も、『お付き合い』にはなってないんですか?」

 

カズト「はい、ありません。遊び人たちの性処理道具で、僕の20代は終わりそうです」

 

僕「……」

 

カズト「東京には、ゲイの人がいっぱいいて、僕のように、ちゃんとお付き合いしたい人もいますよね? 豫先生も、Tommyさんと同棲してますもんね?」

 

僕「それは、そうですが……。今、地元で働いているんですよね? 東京に出て、仕事のあてはあるんですか?」

 

カズト「ありません。実家が店をやっていて、それを手伝っているんです。だから、東京でのツテは、まったくありません」

 

僕「どうするつもりですか?」

 

カズト「とりあえず、アルバイトして……」

 

僕「アルバイトって?」

 

カズト「最悪、ウリ専(男性版風俗)でもいいかと……」

 

僕「ええっ? セフレとか、その場限りの出会いとか、嫌なんじゃなかったんですか?」

 

カズト「はい、嫌です。でも、僕が今まで会ってきた人とは、言わば無料のウリ専でした。大して好きでもない男性と関係して……それっきりで……ウリ専みたいなものでした。仕事と割り切れば、耐えられます」

 

僕「……」

 

カズト「東京には、ウリ専の店がたくさんあるんですよね?」

 

僕「リスクは……わかってらっしゃいますか?」

 

カズト「リスク? ゴムは着けてもらいます」

 

僕「コンドーム着けても、感染する性病はありますよ」

 

カズト「そうなんですか?」

 

僕「第一、ウリ専だけで食べていくって……全員ができる訳ではありません。特に、今はコロナで多くのウリ専ボーイが失業の危機に陥っています」

 

カズト「そうなんですか?」

 

僕「それに、もうすぐ30歳になるんですよね? ウリ専ボーイが引退を考える年齢ですよ」

 

カズト「東京では30代がモテるって……」

 

僕「それは、ゲイバーなどでの素人同士の場合です。ウリ専業界では、若い肉体が好まれるんです。30代で売れるのは、よっぽど鍛えてるとか、芸能人並みのイケメンとか……」

 

カズト「僕は、ウリ専ボーイにすら、なれないんですか?」

 

僕「女性の風俗業もそうですが、単に若ければいいというほど、甘くないですよ。お客さんをいい気分にさせて、また指名してもらえなければ……。ウリ専ボーイは指名されなければ、ほぼ無給ですから」

 

カズト「やっぱり、親と喧嘩してでも、東京で就職すればよかった……」

 

僕「ご両親に愛されているのは、ある意味、幸せなことですけどね」

 

カズト「兄が、学校卒業後、すぐに独立したんです。でも、仕事が大変で、住むとこもオンボロアパートで……親とも仲が悪くて……それで、僕は引き留められたんです」

 

僕「実家暮らしで、お仕事も実家のお店。ある面では恵まれてますよね?」

 

カズト「ゲイでなければ、そう思えたでしょうね。でも、地方の実家に縛り付けられたゲイって……希望がありません」

 

僕「東京に遊びに来ることは可能ですか? 時々、出てくればいいじゃないですか?」

 

カズト「そうですね。まずは、そうしてみます」

 

僕「遊びに来た際に、東京に友人知人をつくっていけば、将来の東京暮らしにつながるかもしれません」

 

カズト「豫先生のお宅に伺ってもいいですか? 占ってください!」

 

僕「もちろん、大歓迎ですよ」

 

カズト「少しだけ、希望が持てました。ありがとうございました」

 

僕「ありがとうございました」

 

さて、今日の観音オラクルカードです。

↑「黄金に輝く未来を築く」

 

あなたの幸福な未来は、今まさに始まろうとしています。

あなたは受け取ればいいのです。

 

頑なになったり、必要以上に警戒することはありません。

 

あなたの望む将来の姿を思い浮かべましょう。

そして、観音様の導きによって、あなたに差し出される手を受け入れましょう。

 

あなたの希望は実現するのです。