ゲイ占い師 豫 空潤です。
コロナ感染が始まる前のメール相談です。
ユウマさん(仮名・20代前半・地方在住大学生)からです。ユウマさんのプライバシー保護の為、多少変更しています。
ユウマ「豫先生は、何がきっかけで、ゲイになったんですか?」
僕「ゲイになったきっかけ? そういうはっきりしたものはありません。それに、ゲイは『なるもの』ではありません」
ユウマ「というと?」
僕「同性愛の要素は、ほぼ生まれつきです。本人が自覚してない場合もありますが」
ユウマ「『ほぼ生まれつき』ということは、『生まれつき』ではなく、後天的な場合もあるのですね?」
僕「僕は性科学者ではないし、きちんとした統計をとった訳ではないので、『ほぼ』と言いますが、100%だと考えています」
ユウマ「逆に言うと、同性愛的行為をしてしまっても、先天的要素をもっていなければ、影響ないってことですか?」
僕「そう思います。例えば、『男しかいない刑務所で同性愛行為をして、ゲイやバイセクシャルになった』と言う人がいますが、全員ではない。刑務所で同性愛行為を経験しても、シャバに出ると異性愛に戻る人もいるのです」
ユウマ「そうなんですね」
僕「同性愛行為があったんですか?」
ユウマ「男子高の時……友達と……遊びで……してしまいました」
僕「特定の人と、何度も?」
ユウマ「3回ぐらいです」
僕「その友達のことが好きだったんですか?」
ユウマ「仲はよかったですが、恋愛感情ではありません。好奇心で……相互オナニーしたんです」
僕「相手の友達は? ユウマさんを好きだと言ってきたとか?」
ユウマ「いえいえ、彼はすごい女好きだし、彼にとっては、単なるオナニーだったと思います」
僕「ユウマさんにとっては……ただのオナニーではなかった?」
ユウマ「まあ……そうです」
僕「興奮したんですか?」
ユウマ「まあ、そうです」
僕「だとすると、高校生の時の3回……じゃ終わらないですよね? 大学生になっても?」
ユウマ「はい、してしまいました」
僕「今度は大学の友達ですか?」
ユウマ「いえ……アプリで知り合った人と……」
僕「ゲイアプリですか? ユウマさん、ゲイなんですね?」
ユウマ「僕はゲイじゃありません。ただ……男子高時代の友達との遊びでハマってしまって……」
僕「ユウマさん、女性とのお付き合いは?」
ユウマ「男子高だったので、ありません」
僕「今は、共学の大学ですよね? それでも、女性とのお付き合いはない」
ユウマ「僕は同性愛者になりたくないんです。ちゃんと女性と恋愛して、結婚して、家庭を持ち、子どもを育てたいんです」
僕「さっき言ったように、同性愛はなるものではなく、生まれつきです」
ユウマ「僕は、男を好きだと思ったことはありません」
僕「でも、ゲイアプリで男性と会って、セックスしているんですよね。高校時代の相互オナニーを除いて、何人ぐらいの男性と性行為したんですか?」
ユウマ「……20人ぐらい……4年間で20人ですから、多くはないって言われました」
僕「ゲイアプリで知り合った人に言われたんですね? 確かに、ゲイの人には、一夜限りの出会いを重ねて、何百人と経験している場合もありますが……あくまでもゲイの基準ですから」
ユウマ「春から社会人なので。大学卒業とともに、ゲイ行為も卒業したいんです」
僕「できますか?」
ユウマ「会社に勤めるようになったら、忙しくなるので、まずは仕事に没頭して……」
僕「忙しくて、ストレスが溜まると、よけいに、仕事に一区切りついたら発散したくなりませんか?」
ユウマ「でも……なんとか、ゲイ行為を断ち切りたいんです」
僕「4年間、断ち切れなかったことが、この春から断ち切れるのですか? この春だけでなく、この先もずっと?」
ユウマ「でも、僕は男に恋愛感情ないんです。行為に興奮しただけなんです」
僕「男性の恋愛感情って、性欲からくるものです。僕の元同僚男性も、いわゆる『熟女好き』で、30歳の時、40代のバツイチ子持ち女性と結婚しました。性的興奮を与えてくれる存在が、男性の恋愛相手なんです」
ユウマ「僕の20人の相手も、みんな年の離れた『おじさん』でした。性的興奮はありましたが、『おじさん』好きではありません」
僕「若い男性はどうですか? 20代の男性とか? かっこいいと思いませんか?」
ユウマ「……思いますけど……」
僕「じゃあ、今度は、年の近い男性と会ったらどうですか? かわいがってもらうだけの受け身が悪いとは言いませんが。どうせなら、好きな相手を選んだ方がいいですよ」
ユウマ「僕は、やっぱり、ゲイなんでしょうか?」
僕「自分から進んでゲイアプリに登録し、20人もの男性と行為して、ゲイやバイセクシャルじゃないって……誰も信じませんよ。男を好きじゃないって言いますが、ただ、好きな男性に出会ってないだけです」
ユウマ「逆に、好きな男性に出会いたくないです。出会うのが怖いです」
僕「ご自分をゲイだと認めたくないんですね? わかりますよ。ゲイの人の大半は、若い頃に同じ思いを抱いています」
ユウマ「みんな、どうやって、気持ちを切り替えたんですか? ノンケ(異性愛者)には戻れないという諦めですか?」
僕「ありのままの自分を受け入れた方が幸せなんです。みんな、そこに気が付くんです」
ユウマ「ゲイの人って、幸せになるんですか? 若いうちはともかく、40歳過ぎても?」
僕「僕は、40歳をとっくに過ぎてますが、今が1番幸せですよ」
ユウマ「若い頃より? 今が幸せなんですか?」
僕「そうです。若い頃の『お勤め時代』より、今の占い師が好きです。若い頃はそれなりに恋愛しましたが、今のパートナーとの穏やかな暮らしが幸せですね」
ユウマ「パートナーシップ制度ですか? 僕にはできそうもありません」
僕「そんなことないでしょう。20人と出会えたんですから。今後出会った人から選べばいいんですよ」
ユウマ「お互いが好きだとしても、周囲になんて言うんですか? 親兄弟にはとても言えません」
僕「僕とパートナーとの関係も、兄弟姉妹にはっきり宣言した訳ではありません。薄々感づかれてるだけです。ケースバイケースで、だんだんと認知してもらえればいいと思ってます。最悪、まったくの無理解な家族だったら、それでも仕方ないと思います」
ユウマ「家族と縁を切るんですか?」
僕「距離を置くだけですよ。ユウマさん、今は家族と一緒に暮らしてますか? でも、いずれは独立するでしょう? 親兄弟とは、いずれ離れるんです」
ユウマ「年配のゲイ男性で幸せになってるのって、僕の周囲では、たぶん豫先生が初めてです」
僕「え? 20人のおじさん達は?」
ユウマ「なんか、みんなこそこそしていて、それでいてギラギラしていて、若い相手を探すのに必死っていうのがミエミエで、正直言って、『ああなりたくない』っていう人ばかりでした」
僕「手軽な出会いを繰り返しているから、手軽な相手としか会えないんですよ」
ユウマ「そうなんですね」
僕「たとえば、その場限りの出会いって、既婚ゲイや彼氏持ちのゲイが多いんですよ。だから、『お泊り』なしのショートセックス……が多かったでしょう?」
ユウマ「はい。全員に聞いた訳ではなかったけど、自分から『既婚だ』と言う人が数人いました」
僕「既婚ゲイって、まあ、よくは言われませんけど……みんな、当初はユウマさんのようなことを言うんですよ」
ユウマ「どういうことですか?」
僕「『ゲイを卒業する』『これからは女性を愛する』『家庭をもち、子どもを育てる』って言って結婚し……結局は既婚ゲイになるんです」
ユウマ「……」
僕「性欲は、長くは我慢できないんですよ。そのうちに妻の目を盗んで、ゲイアプリで遊ぶようになるんです」
ユウマ「……そうなんですか」
僕「自分自身の同性愛を認めず、無理やりに周囲に合わせて結婚しても、本能である性欲は抑えられないんです」
ユウマ「……」
僕「ユウマさん、それでも、どうしても、結婚したいですか? 既婚ゲイにならないって、言いきれますか?」
ユウマ「……ゲイとして生きて……独身のままで……幸せになれますか?」
僕「幸せって、心の問題ですよ。結婚したから幸せ、独身だから不幸って、決まっていません。自分の心を偽って生きても、幸せにはなれません。それどころか、いつか破綻します」
ユウマ「ちょっと……気持ちの整理がつきません。今日は豫先生に、同性愛行為を卒業した事例を聞きたかったので……」
僕「同性愛に限らず、性的少数者は、みんな葛藤します。でも、自分の中の葛藤ではありません。社会との関わり方で葛藤するんです」
ユウマ「どういうことですか?」
僕「たとえば、男子高時代の友達と、2人だけ無人島に流れ着き、そこで一生を暮らすとなったら……何か探して食べて、夜寝る際には?」
ユウマ「たぶん……相互オナニーしてしまいます」
僕「性行為しますよね? それが何年も続いたら、葛藤しますか?」
ユウマ「しませんね。2人しかいないなら……それしか選択肢がないです」
僕「つまり、その友達との行為にしろ、アプリで会ったおじさんとの行為にしろ、合意なので、それ自体は問題ないんです。ユウマさんの葛藤は、社会との折り合いなんですよ」
ユウマ「……」
僕「人にどう見られるか? 親兄弟に何て紹介するか? 見栄や世間体なんです。それって、幸せに生きるための第1条件でしょうか?」
ユウマ「……」
僕「ゲイを受け入れるって、諦めることではなくて、見栄や世間体よりも、本当の自分自身の希望を優先するってことです。それが幸せだと気付くからです」
ユウマ「世間体も、生きる上では必要ですよね」
僕「程度問題ですよ。性的指向が男性だけに向く同性愛者が、異性愛者を装って、女性と結婚するって、大きな問題ですよ。女性からしたら、たまったもんではありません。だから、バレたら離婚問題になるんです」
ユウマ「……ちょっと考えてみます」
僕「ご自分の心と向き合ってください」
さて、今日の観音オラクルカードです。
↑「天国への扉」
天国というのは、すべてに解放された自由な世界です。
観音様は、あなたを至高なる世界へ導こうとしています。
天国への扉は。あなたの目の前にあるのです。
しかし、扉を開けて入るには、あなたが囚われているものを解き放す必要があります。
執着心です。
あなたが、こだわり、離すまいとしているもの……
それは、本当にあなたにとって有益なものでしょうか。
もしかすると、ただ、あなたを縛り、苦しめるものではありませんか?
今こそ、無用な執着心を捨てましょう。
そして、天国への扉を開けましょう。
