ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

一昨日、インドネシアのゲイ男性2人が、同性愛行為を理由に刑罰を受けた話を書きました。

 

日本では、直接の刑罰こそありませんが、同性愛者への法的な差別が存在します。

2020年に大阪地裁で一審判決、2021年1月二審(控訴審)判決が出た事例です。(ニュースからの引用です)

 

AさんBさんは、1971年から大阪府内で同居生活していたゲイカップルです。

原告のAさんは、現在72歳。同居開始時は22歳ぐらい。相手のBさんは8歳上で、同居開始時は30歳ぐらいでしょう。

 

2人は、1つの事務所を経営して、暮らしていました。事務所の名義は(年長の)Bさんですが、実際の経営は、もっぱら(若い)Aさんが担っていたとのこと。

 

40年以上、夫婦のように暮らし、今後のことを考え、養子縁組を約束していましたが、実行する前の2016年3月、Bさんが75歳で心臓発作を起こし、急死します。

 

Bさんには妹がいて、Bさんの生前は、Aさんと暮らしていることを理解していたようですが……。Bさんの死で、妹の態度が一変します。

 

妹は、葬儀でAさんが家族席に座ることや火葬に立ち合うことを拒否し、弁護士を雇って、Aさんに「あなたは居候で、何の権利もない」と言い放ち、Bさん名義の通帳を持ちだし、事務所の廃業通知を取引先に出し、事務所が継続できなくしたのです。

 

最愛のパートナーを亡くしただけでなく、仕事も、2人で築いてきた財産も奪われ、Aさんは多大な精神的苦痛を受け、Bさんの妹等に対し、慰謝料700万円と、生前約束していた財産引き渡しを求め、大阪地裁に訴えたのです。

 

しかし、去年の一審判決でも、今年の二審判決でも、Aさんの訴えは退けられました。その判決理由は、

「Bさんは、親族に対して、Aさんとの同性愛関係を隠していたので、Bさんの親族は、Aさんを事務所の従業員で居候だと認識していた」

「Bさん名義の財産を分与する約束は、Aさんの供述以外の証拠はない」

としています。

 

同棲する日本人ゲイ男性Tommyは、

Tommy「これ、ひどい。Aさんが上告するチャンスは、まだあるのだろうか?」

僕「40年以上連れ添ったパートナーが亡くなっただけでも、心折れそうなのに……仕事も財産も奪われて……上告できたとしても、訴え続ける気力が保てるか……だね」

 

Tommy「親族に同性愛関係を隠していたから……って、隠していたから、同性愛カップルだったことを認めないってこと?」

 

僕「1971年に同居始めたんでしょ。当時のゲイの99%は、親族に言えなかったよ。僕だって、2008年にTommyと住み始める時、姉には『ルームメイト』としか言えなかった。50年前なら、尚更だよ」

 

Tommy「これが男女だったら、内縁関係として、兄弟姉妹に優先して、内縁の配偶者が喪主になったり、財産相続したりできるのにね」

 

僕「同性愛カップルは、何十年と夫婦のように暮らしてても、法律的には他人。葬儀の家族席も、火葬立ち合いも、財産相続も、すべて親族に理解してもらい、好意で譲ってもらうのを待つしかないんだね」

 

Tommy「僕達は、早くパートナーシップ制度とかに登録したいね」

僕「でも、それだけでは法的拘束力ないから、遺言書を作成しておかないと。本当は、台湾みたいに、同性婚が法的に認められて欲しいけどね」

 

Tommy「だね。反対論者は何が理由なんだろう? 『嫌いだから?』『気持ち悪いから?』そんな感情論で? 僕達同性愛者には、大げさに言えば、人生がかかっているのに」

 

僕「モラルとか、道徳論とかで反対する人もいるんだろうね。規制しても、闇に紛れるだけ。決して無くならないのに。趣味とかフェチとかじゃないのに……」

 

Tommy「同性愛差別って、外国だけじゃないんだね」

 

さて、今日のタロット占いです。今日からゲイタロットカードを使います。

*同じカードを使い続けると、疲れてしまうようです。

↑「剣の6」正位置。

舟での出発です。前方の男性は、頭を抱えているようです。本当は、この地に留まりたいのに……住処を移すことになったのでしょう。

 

或いは、船旅や目的地に不安を覚えているのかもしれません。が、案ずることはありません。水面は穏やかです。漕ぎ手も落ち着いていて、任せられそうです。向こう岸は、なだらかで樹木が生い茂っていて、危険なものは見当たりません。

 

↑「戦車」正位置。

あなたは、どんどん進むべきなのです。後ろを振り向く必要はありません。流れ(犬たち)に身を任せ、前に行きましょう。途中、困難はなくはないです。しかし、きっと、乗り越えられるでしょう。あなたには、それだけのパワーがあるのです。