ゲイ占い師 豫 空潤です。
最近、ゲイを題材とする映画やドラマがあります。
テーマではなくても、ゲイの登場人物がいるとか……というのもあります。
小説や漫画では、だいぶ前から、ゲイものがあります。
「BL」というのは「ボーイズラブ」の略で、主に美少年同士の恋愛ものです。
この「BL」を愛好するのは、ほとんどが女性で(そもそも女性向けに描かれている)、いわゆる「腐女子」なのですが。「腐女子」の大半は、実際にはノンケ(異性愛の)男性とつきあったり、結婚したりすると言います。つまり、自身は異性愛者なのです。
では、なぜ異性愛の女性が、美少年同士とはいえ、ゲイものを愛好するのか?
ちょっと調査してみました。
もちろん、「腐女子」といっても、たくさんいるようだし、多種多様でしょう。「なぜ?」と聞かれても、個々人で答えは違うでしょう。
ともあれ、僕が調べた、「腐女子になった理由」は……(ほんの一部ですが)
〇禁断の恋という背徳感がたまらない。
〇美少年の恋愛が好き。でも、相手の女子は出てこなくていい。美少年同士が最高。
〇自分自身とは、かけ離れた世界だから。純粋に楽しめる。
〇同性愛者に迫られて、ノンケ(異性愛の)男子が困惑しながらも……だんだんと惹かれて いって……というストーリーが面白い。スカっとする。
最初の「禁断の恋」「背徳感」というのは、現代の男女恋愛では、不倫以外、なかなかない。かといって、「小児性愛」や「近親相姦」では犯罪やタブー過ぎて、読者や視聴者に嫌悪されてしまう。
「同性愛」ぐらいが、違法でもなく、病気でもなく(今はWHOが否定しています)……「禁断の恋」で「背徳感あり」で、ちょうどいいのでしょうね。
ただ、同性愛者からすると、中高生の時の初恋も、職場の恋も、すべて「禁断」で「背徳」というのは辛過ぎて、「僕達にとっては、これが自然で当たり前。禁じられてもやめられないし、『背徳』なんて、古い時代の偏見だ!」と叫びたくなりますが……。
2つ目の「美少年が好き」というのは、ゲイとしてはわかる気がします。
3つ目の「純粋に楽しめる」って……(自身の)男女の恋愛は、結婚とかいろいろあって、純粋に恋愛を楽しめないってことでしょうか?
そして、最も気になるのが、4つ目の理由。
「同性愛者に迫られて、ノンケ(異性愛の)男子が困惑しながらも……だんだんと惹かれて いって……というストーリーが面白い。スカっとする」
ええっ? これ、ごく一部の「腐女子」の声ですよね?
確かに、女性はセクハラ被害も多いし、「イケイケどんどん」の男性に迫られて、受け身になりがちです。女性の気持ちに関係なく迫って来る男性が怖かったり、うざかったりすることもあるのでしょう。「そういう女性の気持ちを、男性も体験してみれば?」というの、わからなくもありませんが……。
ということは、テレビ(のバラエティ)で、オネエタレントが男性タレントに迫って、無理やりキスしたり、抱きついたりする時、共演の女性たちが(男性タレントに)「逃げて!」と叫んでますが……。実は、一部の女性は、男性タレントが逃げるのを見て、楽しんでいる?
なんか、ゲイとしては複雑ですね。だって、テレビ画面でオネエタレントが男性タレントに迫るのって、ヤラセの演出ですから。当たり前ですが、ディレクターに指示されてますから。オネエタレントにだって、プライドがあり、好みのタイプがいて、あんな全国放送のカメラの前で、「愛の告白」なんて、しませんから。
まあ、所詮、ゲイがノンケ(異性愛の)男性に迫る……っていうのもフィクションですし。(現実のゲイは臆病ですから、そんな、成功率が低いことはしません)
「ボーイズラブ」自体も、もちろんフィクションで、仮想の話として、(腐女子の人達が)楽しんでいるのですからね。ゲイが、いちいち介入することではありませんね。
同棲する日本人ゲイ男性Tommyは、
Tommy「だから、ゲイを題材としながらも、現実のゲイとは関係ないんだよ」
僕「そうだよね」
さて、今日のイルミナティタロットです。今日は、正逆は関係なく、3枚です。
↑「カップの5」。たとえ、思い通りにならなかったとしても、絶望しないこと。まだまだ、希望や可能性はあるのです。
↑「金貨の8」。「継続は力なり」です。どんなことでも、努力を続けてこそ、成果が表れるのです。何度か挫けたとしても、やめるべきではありません。
↑「剣のプリンス」。のんびりしている暇はありません。どんどん次の行動に移りましょう。
今は考えるより、行動する時なのです。


