ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

10年ぐらい前、地方から上京してきたゲイの友人と、都内のプールに行った日がありました。

2人で電車に乗り、座席に座ったら、後から来た人が僕の前に立ちました。

 

その人は花柄でフリルがついたミニのワンピースを着ていましたが、顔を見ると、50代ぐらいの痩せた男性でした。茶髪のロングヘアー(かつら?)で化粧していたので、遠くから見ると、「女性」に見えるでしょうが、近くからは「おじさん」であることが明らかでした。

 

今思えば、失礼で申し訳なかったのですが、1~2秒間、見てしまいました。すると、ミニワンピースの女装おじさんも、僕の視線に気づき、プイと反対向きになったのです。

 

「まずかったな」と思いましたが、「ジロジロ見て、すみません」と口に出せば、更に嫌がられます。ところが、その「女装おじさん」、少しすると、また僕の方に向き直ったのです。

 

ご本人をこれ以上見ると、失礼の上塗りなので、周囲だけを見ると、何人もの人が「女装おじさん」を見ています。僕に見られて不快に思った「女装おじさん」ですが、反対側の座席の人達にも見られて、また元の向きに戻したのです。

 

電車を降りると、ゲイの友人が、吐き出すように言いました。

友人「何? さっきのおじさん。まるで、AKB48が着るみたいなドレスで……」

僕「目立っていたよね?」

 

友人「かつらとドレスだけアイドル並みで……顔は真っ黒なおじさんで……」

僕「あれじゃ、注目浴びるよね」

友人「もうちょっと年相応なら、『女装』とわかっても、スルーされるのにね」

 

その後、プールで泳ぎ、更衣室から出て靴を履き、荷物を整えて、さあ帰ろうとした時、僕達の後から男子更衣室を出てきた人を見て、再び我が目を疑いました。

 

その人も、明らかに男性でした。(男子更衣室から出てきたのですから、当たり前)

白髪交じりの坊主頭で、口髭があり、50代ぐらいに見えました。上半身は、体型も洋服も男性そのものでした……なのに、下半身はジーンズのミニスカートだったのです。

 

僕も友人も、思わず目を丸くして、「ミニスカート」を見てしまいました。短パンの見間違いか?と考えましたが、どう見ても「スカート」です。「メンズスカート」という、比較的ロングでゆったりした物とは全く違っていて、ひと昔前のコギャルが穿いていた膝上30㎝のタイトなスカートでした。

 

プールを出てから、

僕「あれって.『女装』だったの?」

友人「スカート以外は、普通の男性の格好だったよね。東京はびっくりする人が多いね」

 

今思えば、あれは彼なりの「おしゃれ」なのでしょう。ミニスカートから出ていた脚は、すね毛なしのツルツルでしたから。意図的に脚を見せるファッションをしていたのでしょう。

 

以上の2人の「おじさん」は一般人でしょうが、女装のお店にいる「おじさんキャスト(ホステス)」の場合は、ちょっと違います。

 

女装のお店と言うと、きれいに化粧し、髪の毛を伸ばし、女性ホルモン剤を摂取したり、豊胸手術をしたりして、女性そっくりになっている……いわゆるニューハーフのキャスト(ホステス)が多いのですが。

 

お店には、1人ぐらい、普段は男性として暮らしている「女装おじさん」がいるのです。女性のかつらを被り、派手に化粧して、ドレスも着ているのですが、ホルモン剤や豊胸手術はしてなく、明らかに「女装おじさん」なのです。

 

でも、彼らはわざとやっているのです。笑いをとる為に。ショーで最も「ウケる」のは、「女装おじさん」ですから。

 

あるテレビの生放送情報番組で、某ニューハーフパブが紹介されてました。美しいニューハーフさんに混じって、お笑い担当のラリ子さん(仮名・推定年齢60代の女装おじさん)も映ってました。(みんなと一緒に数秒間映っただけで、名前以外、紹介の言葉もありませんでした)

 

すると、その紹介VTRの後、番組の出演者の男性の1人が、突然、

「さっきの店の『ラリ子』さん。今度、番組の〇〇で負けた人は、罰ゲームでラリ子さんとキスをすることにしようよ」と、笑いながら提案したのです。

 

僕は、「あっ」と思いました。これは「差別発言」になりかねないと。

確かに、ラリ子さんは、笑いをとる為に、あえて半端な女装をしています。楽しく笑ってもらうのは、歓迎でしょう。

 

しかし、罰ゲームでキス? 「罰ゲーム」とは、誰もが嫌がることを設定するものです。

ラリ子さんは、笑いをとろうとはしてますが、ラリ子さんとのキスは、誰もが嫌がることでしょうか? 男性出演者は、お店の宣伝をしてあげようと考えたのでしょうが、ラリ子さん及びラリ子さんの恋人に失礼な発言だと思いました。

 

幸い、他の出演者は、誰も「罰ゲームでラリ子さんとキス」の話に乗りませんでしたが……。

 

同棲する日本人ゲイ男性Tommy、

Tommy「女装の人をジロジロ見た空潤も、十分失礼だったと思うけど……」

僕「反省してます。以後、気を付けます」

 

さて、今日のイルミナティ・タロットです。

↑「金貨の9」正位置。

ウェイト版では、俗に「お妾のカード」とも言われます。

 

先々週「アジア風(?)のタロットカード」で書いたように、このイルミナティタロットの「金貨」は、アジア風の絵柄です。

https://ameblo.jp/frogat/entry-12630233776.html

 

 

 

 

「金貨9」は、日本の花魁を連想させるような女性が描かれています。

実際には、こういう髪型や衣装の女性は日本にはいませんが。

 

正位置ですから、いい運気です。支援者が現れます。あるいは、支援者がいたことに気付きます。人間、ひとりですることには限界があります。信用できる人なら、大いに助けを借りましょう。今、「チャンスの神様」とすれ違う時なのです。