ゲイ占い師 豫 空潤です。
先日、対面鑑定のお客様が帰った後、パートナーのTommyが、
「カードをしまう前に、占ってくれる?」と言ってきました。
僕「何を占うの?」
Tommy「僕の英会話の勉強の仕方をどうすればいいのか?」
僕「今のマリア先生(高齢の外国人女性の英語講師)との個人レッスンではダメなの?」
Tommy「うーん。丁寧に教えてくれるんだけどね。僕がテキストを予習して、マリア先生の前で読んで、それをチェックしてくれるだけだから……」
僕「Tommyは、ヒアリングを鍛えたいんだよね?」
Tommy「そうなんだよ。聞き取りを中心に学びたいんだ」
僕「タロット占いするなら、質問は具体的に。漠然とどうすればいいか? よりも、
これにしたらいいか? あれにしたらいいか? みたいにね。二者択一で占う?」
Tommy「四者択一もできる?」
僕「できるよ」
そこで、
①今のマリア先生とのマンツーマンレッスンを続ける。
②K英会話学校に入校する。
③近くの英会話サークル「L」に入会する。
④独習で学ぶ。
の、四者択一で占ってみました。(ゲイタロットカードで)
最初に出たのは、カップのガイド(正位置)。
ガイドは、他のタロットでいう女王。そして、カップは、トランプのハートに相当します(タロットはトランプの原型と言われてます)。
つまり、Tommyの英会話レッスンの最大の障壁は、気持ちの問題。
絵柄でも、羽根をつけた男の掲げたカップから、水がこぼれています。
カップ=ハート=(Tommyの)心が、満たされていないということでしょう。
その後、①②③④に、それぞれ3枚ずつカードを引きました。
が、どれにもいいカードが出ません。いいカードであってもリバース(逆さま)だったので、逆の悪い意味になったり、マイナスの要素が強く出たり、という結果なのです。
僕「どれもおすすめできないってことだよ」
Tommy「じゃあ、質問を変えるので、もう一度お願い」
僕「ゲイタロットは、最近頻繁に使っているから、疲れているのかも。次は、ウェイト版でやってみるよ」
2回目の四者択一は、
①他の個人レッスンの先生をインターネット等で探す。
②やはり、独習を続ける。
③他の英会話学校を探す。
④他の英会話サークルを探す。
最初に引いたカードは、コインの2(正位置)。
↑なぜか、横になってしまいましたが、正位置です。
困難はあるけれども、何とかうまく切り抜けられるという意味です。
①②③④に、各々3枚ずつカードを引いてみると、①が最もよい結果でした。
↑左は剣の10。見るからに悲惨な絵柄ですが、リバース(逆さま)で出たので(見やすくする為、正位置で貼り付けました)、「起死回生」「絶望から立ち直れる」という意味になります。
↑右は、剣の6(正位置)。想定外の方向に行くとうまくいくだろうという意味。
そして、3枚目が↓。節制(正位置)。慎重におこなえばうまくいくという意味。
この3枚のカードから、①他の個人レッスンの先生をインターネット等で探す。
が最もよく、「慎重に探せば、(Tommyにとって)よい先生が見つかるだろう」となりました。
最終カードは、↓女教皇。横に写ってますが、正位置です。
「女教皇」は、この場合、「まだ伸びしろはある。勉強しましょう」という意味でしょう。
結果を聞いたTommyは、さっそく、ネットで英会話個人レッスンの先生を検索しました。
Tommy「あれ? ゲイの先生もいるよ」
僕「ゲイ同士の方が、教わりやすい?」
Tommy「うん。例えば、去年のヨーロッパ旅行に、本当は空潤と行ったけど、マリア先生には彼女と行ったと話した。すると、マリア先生は「She」と言ってくる。頭の中で「he」と「She」を変換しながら会話するので、英会話に集中できないんだよね」
僕「ゲイの先生なら、初めからお互いに知っているから、隠し事しなくていいよね?」
先に書いた、「剣の6(正位置)。想定外の方向に……」は、ゲイの先生を探してみるといいということかもしれません。
Tommyだけでなく、ゲイの人で、彼氏を彼女に置き換えて人に話す人は多いです。でも、身近な人に、いちいち置き換えて話すのも、結構面倒で、神経を使うのです。
例えば、
隠れゲイ「温泉に行ったら、露天風呂から富士山が見えて、2人で盛り上がったよ」
同僚女性「え? 彼女と一緒に行ったんだよね? 混浴なの? 彼女は20代でしょ? 混浴に入るなんて、大胆ね。他の男性客いなかった?」
隠れゲイ「い、いや、その……個室露天風呂だったんだよ」
同僚女性「個室露天風呂? 素敵。ねえ、どこの温泉? なんていう宿? 私も彼氏と行きたいから、教えて!」
隠れゲイ「いや……あの……その……」
などとなりかねないので、つい、「よけいなことは喋るまい」と考えるゲイが多くなるのです。
Tommyの場合、相手が英会話の先生ですから、日本語→英語だけでなく、彼氏→彼女、同性同士→異性カップルなどと、いろいろと脳内変換するのは確かに大変ですね。
さて、今日のゲイタロットの1枚……のつもりでしたが、またもや、シャッフル中に1枚めくれたので、2枚になりました。(読者の方に、より具体的に伝えようという、守護霊様の思し召しでしょうか)
↑左が「直観」。他のタロットでは「女教皇」ですが、ゲイタロットでは、絵柄から「瞑想し、自らのインスピレーションによって行動しよう」という意味になります。
↑右は、「発覚」。立っている若者は息子で、ゲイバレしてしまった。座っている両親は、困り果てている。という絵柄に見えます。
同性愛が発覚するケース、結構あります。自ら発覚させる「カミングアウト」も、あることでしょう。両親は嘆き悲しむかもしれません。が、同性愛者自身が悪い訳ではありません。
「不道徳だ」「アンモラルだ」「自然の摂理に反する」などと言う人もいますが、同性愛者のほとんどは生まれつきで、本人が選んだ訳ではないのです。変更できないのです。
異性愛者だと嘘をついて偽装結婚し、後でバレて妻子を悲しませるより、「カミングアウト」する方が、自分にも人にも正直な生き方なのです。同性愛者にとっては、同性愛者として生きることが自然なのです。
もちろん、「息子がゲイになったのは親の育て方が悪かった」と、親が反省する必要はありません。
そして、今回、「直観」のカードが出たのは、理詰めで考えるだけでなく、時には直観で行動しましょうという意味です。
理詰めで考えると、「死ぬまで、(両親などの家族には)カミングアウトしない方がいい」となりがちです。僕も、そうでした。しかし、実際に「発覚」してしまうと、「発覚してよかった」と思えることも多々あるものです。
あなたの内なる声に耳を傾けてみましょう。