ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

去年は、12月30日に最後の鑑定(鑑定納め)を致しました。

今年は、1月2日に、初の鑑定(鑑定初め)をしました。

どちらも、以前からのゲイの友人です。

 

やっぱり、僕の場合、ゲイの友人知人がいることが、占い師をしている(できている)ことにリンクしてます。

人脈が大事だと、改めて感じました。

 

ところで、新年の抱負を決めた方もいらっしゃるでしょう。

僕も決めました。「『ゲイタロット』を使いこなせるようになる」です。

先月、「新しいパートナーが2人も」https://ameblo.jp/frogat/entry-12422801569.html

で書いたように、「ゲイタロット」が我が家に来ました。(同居のパートナーTommyがプレゼントしてくれました)

 

その「ゲイタロット」を年末の鑑定納めで使ってみたのですが……

ちょっと戸惑う部分もありました。↓は、カップのキングですが、

「KING」という文字はありません。代わりに「SAGE(賢人)」とあります。

絵柄も、王様というよりも、「闘い」の方が……

あっ! 違うんですね! ボクサー2人が目につきますが、SAGEは、レフェリーの方ですね?

やっとわかりました。

という具合です。

 

↓は、カップのクイーンですが、ゲイタロットなので、女性は出てきません、

絵柄は、蝶の羽を背負っている裸の男です。

しかも、「QUEEN」ではなく、「GUIDE(案内役)」とあります。

 

基本的に、ウェイト版(最もポピュラーなタロットカード)と同じ扱いでいいとのことですが、

僕の場合は、少し勉強した方がいいと感じました。

 

そこで、取扱説明書を見てみました。

が、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語で書かれていて、日本語の説明はありません。

そこで、英語版を和訳してみることにしました。

が、英語は苦手な上、英文和訳など何十年ぶり? です。

学生の頃に使っていた辞書を引っ張り出して、なんとか序文は訳しました。

 

その結果、ちょっと感動しました。

長くなるので、一部だけ紹介すると、

 

「抑圧されたマイノリティには、性的アイデンティティの為に、しばしば、仕事や住居、自由、更には命までも奪われる危険があるのです。ゲイ男性は、相手との関係を詮索されたり、周囲の敵愾心に対して無関心に扱われたりせず、公平に鑑定されるべきだと信じます」

 

「多くの伝統的なタロットカードでは、分かりやすいという理由から、対人関係の概念は異性愛のカップルだったり、広く認知された象徴だったりします。だが、ゲイ男性にとっては、そのイメージが、異性愛の人たちと同じ象徴に合致するとは限らないのです。受けてきた人生の経験が違うからです。だからこそ、ゲイの人にとって、同性愛の為のタロットカードは、より自然に受け入れられることでしょう」


少し変な日本語になっていますが、これが僕の英語力の限界です。これぐらい訳するだけでも、1時間ほどかかりました。

でも、先に書いたように、「ゲイタロット」を作り、世の中に出した人の心意気が書かれてあって、感動しました。

ゲイ人口は数%と言われています。日本人だけでも数百万人です。その人たちの為にも、「ゲイ占い師」である僕は、やはり、「ゲイタロット」を使わなければならないと、確信しました。僕こそ、「ゲイタロット」をマスターしなければならないのです。
 

ということで、取扱説明書の残りの部分(大アルカナ&小アルカナなど)も、がんばって和訳していきます。(少しずつですが……)