私の宝。
私の大好きな人
婆ちゃん。
亡くなって今日で2年になる。
まだ2年なんだ・・・。
でも、私の側に婆ちゃんはいつでもいる。
高校の3年間は婆ちゃんの家で過ごした。
毎日爺ちゃんのお墓に行くのが日課で、私が一緒に住んでいた70代の頃は編み物教室や粘土細工教室に通っていた。
どこにいてもみんなに好かれてた婆ちゃん。
いっつも縁側に誰かが居ておしゃべりばかりしてた。
コタツで編み物をする婆ちゃん。
みかん籠を背負う婆ちゃん。
でっかいおにぎりを作ってくれる婆ちゃん。
庭の花に水をやる婆ちゃん。
大好き。
婆ちゃんが毎年のように行っていた“お四国さん(四国八十八ヶ所巡り)”で使っていた金剛杖に付いていた鈴は私のデイバックに付いている。
たまにカラカラなると婆ちゃんも喜んでるんだなって思う。
婆ちゃんが私に残してくれた翡翠の念珠。
空を眺めながら婆ちゃんを思い出すときは必ず握りしめてる。
毎朝念珠を腕に通す時、デイバックを開け閉めする時。
必ず婆ちゃんを思い出す。
婆ちゃんは私の宝。
どんなに大きくなっても婆ちゃんには勝てない。
私の夢は婆ちゃんのような婆ちゃんになること。