釣行記風ブログ!久し振りの野池へ③ | トップウォーター ~水の中の天井~

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山を下りて、10分程軽トラを走らせると、目的の池に到着だ。相変わらず、雨は強く降っている。


タイムリミットは、夕方からの仕事絡みの行事の開始時間までだが、そっちの準備のことを考えると、釣りができるのは、残り1時間ちょいぐらいのものだろう。


つまり、あと1時間程で結果を出せなければ、この池でのボウズが確定である。この野池は、夏になると小バスがけっこう釣れるが、40アップもそこそこ釣れる池で、僕もこれまでに何本かの40アップにオイシイ思いをさせてもらっている。


夏のハイシーズンには、まだ少しばかり早いとは言え、これまでにボウズを喰らったことがない池でもあるので、釣れる気満々でさっそくカヤックに乗り込む。


さて、この池もかなり久し振りなのだが、前回来たときに比べると、なかなかに水が悪い…。水の濁りがかなりキツく、泡も浮いているような状況である。雨の影響も多少あるかもしれないが、そもそもの水質が前回来たときに比べ悪化しているように感じた。


それでも、前回までの釣果が頭の中の大部分をまだまだ占めている訳で、釣れないかもしれないなんて言う不安な思いは、この段階では全く無かった。


しかし、この自信も野池の後半に差し掛かってもなお、全く無い魚からの反応に、いよいよぐらつき始めるのだった。笑


降り続く大粒の雨も、まるで僕の気持ちのしぼみに拍車をかけているようだ。と言う様なネガティブな気持ちを、残り時間30分にセットしておいた携帯のアラームを聞いて、思い直すことにした。


せっかく久し振りに釣りの時間が取れたんだ!こうなったら釣れても釣れなくても良いから、釣りそのものを楽しみながら釣りたいルアーで楽しい時間を過ごそう!と切り替え、釣る気満々と言う肩の荷を下ろすことにした。いずれにせよ釣りができる時間は、あと30分を切っている。こうなったら、もはや開き直りも必要である。笑


釣果優先で選んでいたマッドラッド50を、エクスプローラーヤンマーに変更した。これは、フロッグから正式にリリースされたルアーではなく、僕の勝手な創作ルアーで、旧型エクスプローラーのボディブランクのフロントに、フロッグのドナリーペラを装着したものである。アンダーブレードは、ボディの回転防止のためにキールの役割として着けている。

↑エクスプローラーヤンマー

フロントにでかいペラを装着した細長シェイプのルアー、フロッグにももちろんクレイジーヤンマーがあるのだが、それよりも更に細長シェイプのものが欲しかった。


たまたま旧型エクスプローラーのブランクを持っていたことを思い出し、釣行数日前に試しに組んでみたのだが、雰囲気も良く、気に入ってしまいボックスに入れていた。


何より、全てのパーツをフロッグの純正パーツで作成(この時はアンダーブレードのみ社外品だが、現在はフロッグのオニギリプレートに変更済)しているため、胸を張ってフロッグのルアーと言い切れるのが、また良いのである!もちろん、完全に自己満足ではあるのだが…笑


更に、アクションも思った以上に素晴らしく良かった。ペラの回転による微振動をボディ全体から出しながら、縦にも降り幅を持って動き、水面を叩く。これは釣れるに違いない!


確信を持ってそう言えるルアーで、本当に是非試してみて頂きたい程だ。と言ったところで、釣果が出なければ説得力無しである。


あとは結果さえこのルアーが出してくれれば…その心配事は程なくして消えた。


野池最奥の堰堤だが、大雨による増水で、オーバーフローが出来ている。まずはそのオーバーフローがある堰堤の隅を狙ってキャスト。いかにも出そうな雰囲気だが、出ず、次の冠水ブッシュでも異常無し。続いてバンクに沿ってロングキャストし、巻き始めて直ぐにルアーを横にひったくってバスが出た!


大雨で水面が乱れているため、サイズはハッキリとは分からなかったが、引きは充分に強い。アワセを入れるが、バスがこっちに走ってくるのでいまいち強くアワせられない!追いアワセを入れるが、効き目のあるアワセになっていないことが手応えで分かる。


焦りながらも必死にリールを巻いていると、バスが水中でエラ洗いをするのが見えた。今度はハッキリ見えた!40アップは間違いなさそうだ。


フッキングの不安はあったが、そのまま巻き続け、どうにかネットで掬い、キャッチすることが出来た。久し振りの良いサイズに喜びもひとしおだ。


フックを外そうとしたが、やっぱりと言うべきか、フックアップしておらず、エラの隙間にフックが突っ張り棒の様に挟まっているだけの状態で、触っただけでポロリと外れた。


こんな状態で良く釣れたもんだとビックリすると同時に、運良く釣り上げることが出来て良かったと再び喜びが汲み上げてきた。44センチ。この一本で充分満足である。


その後は、帰りながらマッドラッドで小バスを見つけてみようと流していったが、今回はこれ以上、バスに出会うことは無かった。


大雨の中での釣行、こんなシチュエーションも久し振りだったが、何だかんだで良いサイズもキャッチでき、楽しめた!


次回はどんな釣行が待っているのか…。


何回やっても毎回毎回、その回数分だけの違った楽しさが待っているこのトップウォーターの世界!そんな世界に出会えて感謝、そして楽しい世界をもっと楽しくさせてくれるフロッグに出会えて感謝である。


次回も等身大の自分のペースでたっぷりと楽しもうと思う。


今回の釣行記風ブログは、これまで。

ありがとうございました!