【「死」に関する内容を含みますので、
そんな気分じゃない方は読むのをお避け下さい】

ブログのテーマ、「妊活」「転職」と関係ない話のようですが、
ある意味祖父母のことがあって人生を考えて「妊活」「転職」に至りました。

祖父母のこと①へ

祖父母のこと②へ


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祖母は、とても優しい人でした。

祖母は、心臓の弁に障害があって、晩年の4,5年は入退院を繰り返していました。

暑くなったり、寒くなったり、季節が厳しくなると入院して、
病院で体調がよくなって家に戻るような具合です。

それでも、その前は、祖父と同様、とても働き者で朝昼夕と畑仕事をしていました。

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離れて住んでいて、なかなかすぐに帰れる距離にいないからかもしれませんが、
祖母が入院しても私に連絡がくることは、退院後の報告だったり、
少し遅れてからでした。

お見舞いにはいけないけど、たまに母が「手紙書いてやって」と言って、
2,3度手紙と花を送っていました。

あとは、通勤途中に「お薬師さま」に寄って、「元気になりますように」と
祈っていました。

祖父が亡くなる少し前ぐらいから、体がしんどそうになってきていたため、
「元気になりますように」と祈り続けることは果たして正しいのかと
悩み始めました。


祖母は、仰向けや横向きでも、完全に床と水平になるような姿勢で寝ると
心臓に負担がかかっていたようで、少し上体を起こしていたほうが楽だと聞きました。

それに、鼻にチューブを付けて酸素を送ったほうが楽に過ごせるのですとが、
自宅でそれをつけるのは拒否していました。


祖母の体調、年齢と祖父の死を考えて、
単純に「早く元気になりますように」とはいかないな、と悩んだ末に、
「祖母が少しでも楽にすごせますように」に変わってゆきました。


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そして、今年の2月初め、母から入院しているとの連絡があり、
手紙を書き、ブリザーブドフラワーを送りました。

母の声からあまり状態が良くなさそうなことは伝わりましたが、
「心配しなくて大丈夫」と言います。

でも、この時は、「いよいよ最期だな」と家族は覚悟を決めつつあった時期だと後から知りました。

東京に住む叔母(祖母の娘)も亡くなる直前にお見舞いに行くことができ、
祖母の兄弟や親戚など、祖母が会いたいと言った人には
だいたい会うことができたようで、祖母にとっては良かったと思います。

私の手紙は、もたもたと予定より1日遅れで出してしまったのですが、
亡くなった日に届いて、ブリザーブドフラワーも喜んで見てくれ、
手紙も父と弟で2回ほど読み聞かせたところで、静かに息を引き取ったということでした。

ギリギリだったけど間に合ってよかった。


祖母への最後の手紙には、
「早く元気になって」とか
「元気にまた会える日を楽しみにしています」とか、
迷った挙句に書けなくて・・・。

私自身やこっちの家族は風邪もひかずに元気に暮らしていることと、
祖母の身体が少しでも楽になることを祈っていると書きました。

また会いたいし、少しでも長生きしてほしかったけど、
苦しみが減って、穏やかに過ごしてほしい、と思ったのです。


***


祖母は、祖父の死から1年経たずに亡くなって、
私の父は立て続けに喪主として葬儀を行いました。

雪国の2月なので、父の従兄弟のおじさんが重機で除雪してくださいました。

祖母は優しくて、誰にでも好かれるような人だったので、
みんな寂しそうでした。

「おじいちゃんと仲がよかったから、
おじいちゃんのそばにいってしまったね」と話していました。


祖母が亡くなる前、祖父の一周忌法要の日が決まっていたのですが、
祖母の体調を考えて、いったんキャンセルしていました。

ところが、奇跡的に、祖母の四十九日の日と祖父の一周忌法要の日が
重なって、「あぁ本当に仲が良かったんだね」とみんなで語って、
二人を偲びました。


***


今でも、祖父のこと、祖母のことを思い出すと、
涙ぐんでしまいます。

子供のころから深い愛情と優しさを注いでくれた祖父母に
とても感謝しています。

棺に入った二人の顔や手に何度も何度も触れて見つめて、
伝えられなかった「ありがとう」を念じていました。


ひ孫を見せてやりたかったのが本音ですし、
結婚式ももっと若くて近場だったら参加してもらえただろうなと
少し後悔があります。
(DVDや写真を見て喜んでくれました)


祖父の丈夫な体や、祖母とそっくりな顔の骨格、
時々融通の利かない真面目さや優しさなど、
祖父母や両親、その前の先祖から受け継いだ遺伝子があって
自分が生きている。

先祖の遺伝子を残したいから子供が欲しいわけじゃないけど、
お世話になった家族や親戚、結婚してからの家族や周囲の優しい人たちのなかで
「新しい命」を育てられたらうれしいことだろうなぁと思います。

そして、祖父母から受けた恩や愛情を今度は自分が
「新しい命」や出逢った人たちに注がなくてはと思います。

言葉にすると偽善的だけど、そういうふうに生きるべきだなと、
祖父母の死を通じて、本当に考えさせられました。




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ここまで、自分のために書き連ねた長い長い文章を
もしうっかり最後まで読んでくださった方がいらっしゃるのでしたら…

心から感謝します!! ありがとうございました。

駄文失礼しました。