本を守ろうとする猫の話
夏川草介
小学館文庫

読み終わりました


夏木林太郎は一介の高校生である
幼い頃に両親が離婚し、小学校に上がる頃からずっと祖父との2人暮らしだ
祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな書店を営んでいる
その祖父が突然亡くなった
面識のなかった叔母に引き取られることになり、本の整理をしていた林太郎は、店の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う
トラネコは、本を守ろうとするために林太郎の力を借りたいのだという
林太郎は、書棚の奥から本をめぐる迷宮に入り込む