四月になれば彼女は「四月になれば彼女は」川村元気 文春文庫四月、精神科医の藤代のもとに、かつての恋人 ハルから九年ぶりに手紙が届いた。だが藤代は、そのとき結婚を決めていた。愛しているのかわからない女性と。失った恋に翻弄される十二ヶ月がはじまる。なぜ、恋も愛も、過ぎ去ってしまうのか。川村元気が挑む恋愛なき時代における異形の恋愛小説。私も誰かに手紙を書いてみようかな…って思いました