※この記事は私個人に起こった事を書いています。

全ての人に当てはまる事例ではない事をご了承ください。

 

禁煙後初の診察日頃を境に、急激に「吸いたい」衝動が収まっていき、禁煙生活もかなり楽になってきた。

喉をかきむしるほどの「吸いたいぃぃぃいいうあああ」という禁断症状はほとんどなくなり、吸いたくなっても「ゆっくり呼吸しながら15数を数える」という方法で何の問題もなくやり過ごせるようになる。

 

ただ、そういう単純な「ニコチンが切れたので欲する」のとは別に、今までの生活習慣としての一服を我慢するのがなかなか辛かった。

特に朝などは、すっかり「タバコを吸わないと起きた気がしない」という思い込みでガチガチに固まっているので、その勘違いを修正するのも時間がかかりそう。

 

何か、朝をさわやかに迎えられ、シャキッと目が覚めるような一撃はないかと色々試案。

 

まずは朝起きぬけに顔を冷たい水でばしゃばしゃ洗ってみる。

確かに目はガツーンと強制的に覚めるけど、何か違う。

口寂しさが余計に強調されるので、「なにか口に入れる物」であることは必須な感じがする。

冷たい水やお茶を飲むのも考えたけど、飲み物は一瞬で無くなってしまうのでやっぱり口寂しい。

さびしんぼ。

 

こう、もうちょっと口の中でモゴモゴムグムグホゴホゴしたい。

ムチョムチョシャベシャベしたい。

ギャスコンギャスコン(もうええ)

そこで目を付けたのが、フリスク。

あの何かパッケージのロゴが急いでるみたいなキャンディなのやらラムネなのやらよく分からない、ちょっと落としたら探すのにとても難儀する寂しがりやで生意気な小さな小さな年下の憎いあいつ。(そんなに言わんでもフリスクで分かるわ)

あれを起き抜けに2,3粒ほど口の中に放り込んでみる。

ジョリーン!(擬音間違ってる。)

うん、これは頭もしゃっきりスッキリ、鼻から抜ける冷たい息もハッスンハッスンいい感じ。

 

しかも!

何がいいってフリスクはタバコと違って口の中に入れたまま色んな用事が出来る!

今までは、朝起きてタバコを吸っている間灰皿の前にボ――っと座ってただ無駄な時間を過ごしていただけだった。

フリスクならその間に洗濯物を回したり、朝食の準備をしたり、カラスさんの朝の会話に「クアークアー」と横やりを入れて混乱させたりもできる。(はた迷惑)

 

タバコって健康も害するしお金もかかる上に、時間まで散々無駄遣いしてたんだな~と改めて気付く。

これからは今までボーっとしてた時間ももっと有効に使うようにしよう。

え~なにしようかな… 

え~と… え~ …… ぼーっ…