夢の話をする人がいる。
私の母と私の子供だ。
「聞いて聞いて。」
という感じで、話されてしまう。
つまらない。
別に聞きたくない。
私は他人の夢の話に興味はない。
共有できないものに、
なぜ興味が持てる。
その夢は大体が、
だらだらの日常だ。
あるいは、分かりきった妄想だ。
死んだ人が出てきたとか、
武器を持った人に追いかけられたとか。
大好きなアイドルが隣で寝てたとか。
ひとりで見たものは、
ひとりで噛み締めればいいのだ。
私は誰にも話さない。
私の夢はわたしだけのものだ。
それなのに今書いてしまう。
昨日見た夢だ。
あまりにリアルで自分の胸に抱えきれないのだ。
ブーじの妹が占い師を連れてきた。
その占い師が私を見るなり言った。
「あなたに関わった人、
みんなに災いがおこります。」
ブーじの妹が真面目な顔で言った。
「気にしちゃだめ。大丈夫だから。」
気にするよ。
この頃の不幸は私のせい?
わたしが元凶?
しかもなぜ?ブーじの妹?
この私の夢や、
夏目漱石の「夢十夜」。
まあね、
このクラスの夢なら、
聞く価値は充分にあるけどね。