思い込みを排除するために | 淳志@遊戯三昧 〜全てを楽しむために〜

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人との関係を思い込むと危ないです。

一度こうだと思って、そのまま過ごしていると、いつのまにか状況が変わっていたとしても、それに気がつくのは難しいようです。

気心のしれたメンバーと仕事をしていたとします。そこから多少人が増えても、最初のメンバーだけであった時と同じように感じます。他の最初からのメンバーも同じように感じています。

そこには既に思い込みがあります。

同じ感覚は、同じ経験を共有していないと得ることは出来ないのです。それなのに思い込みです増えたメンバーも同じ感覚でいると勘違いしてしまいます。

通常は、そんなに問題が出ることもないでしょうが、何かあった時に思うように人が動かなかったりします。そこで初めて、それが思い込みの錯覚であることに気がつきます。

そして、大概は手遅れになります。

どうしても、人は主体で動いてしまいます。生きているということはそういうことでしょう。人は二人称以上では生きていけません。常に一人称で生きています。一人称であるが故に錯覚や思い込みに陥ってしまいます。

どうすれば、陥らずに済むのでしょうか?

どうやっても二人称以上になることは出来ません。人の心はその人にしかわかり得ないのですから。であれば、時々客観的になる癖をつけるしかありません。

自分の環境が、人との環境がいまどうなっているか。そこには、どうしても入ってしまいがちな自分の気持ちや意見を可能な限り排除して見ることが必要です。

人は、自分の見たいものを見てしまいますから。

その結果、自分の想定とは違う現実が見えたとしたら、そこからは一人称でその現実に取り組むことが出来ます。そうすることで思い込みや錯覚は減らすことが出来ます。

ただ、難しいんです。

慣れるしかありません。

どうしたって、人は自分の見たいものを見たいんですから。