文章の書き方
これは、自分のことは棚にあげて書きます。自分もできてないじゃん。とかの突っ込みは受け付けません。
最近、連続で色々な文章をチェックしている。発表原稿、方式設計書、論文原稿。
それを繰り返しながら改めて感じたこと。
1・文の組み立ては、マクロからミクロへ。
何かを書くように言われたとする。すると、書きたいことを考えそれを文にする。
人に伝えやすいように、色々と補足をつけたりする。こんな風に文章を組み立ててしまう人が多い。
自分では自分の思いを明確に記載している。これで読む人もよく理解出来るはずだと思う。思っていればまだいい。それすらない、独りよがりなものもある。
これは、普段の会話の雰囲気。それを文章にするから起こるのだろう。
何かをいい、それに補足をつけていく。
ためしに、音声認識ソフトなんかを使って、話している言葉をそのまま文章にして見たら?多分、わけわからない文章になるにではないだろうか。これで綺麗な文章になっている人は、恐らく文を書いても綺麗な文になる。
少し脱線したが、文章を人に理解してもらいやすく書く方法。それはマクロとミクロを使い分けることだと思う。
いきなり細かいミクロな話を始めたとしても、人はなかなか理解できない。
長い話を頭の中で組み立てられなくなるのだ。よほど頭のいい人は十分に理解できるかもしれない。でも、そんな人向けに文章を書いてるわけじゃない。大概の場合、書いている内容を一番理解しているのは書き手自身だ。
じゃあ、どう書くべきか。まず、マクロな観点で概要を書く。概要のポイントをいくつかあげる。そのポイントについて一つ一つ書いていく。次の話題に移るときにはマクロに戻り、概要で書いた二つ目の話に移りますとガイダンスしてあげる。
たったこれだけで、文章は読みやすい、理解しやすい文章になるのだ。
書いて見た文章の構造を今一度見てみよう。
(これは、見直しませんが)
2・可能な限り分を短く。そしてはしょらない。
文章の書き方みたいな本を読んでみると決まって書いてあることがある。
分を簡潔に。
小学生の作文を思い出せばすぐ思い当たる。
「今日朝起きて、ごはんを食べたら、お父さんお母さんと車で水族館へ行く約束していたので、早く準備して車で水族館まで行きました。」
こんな文章を書く小学生はいないかもしれませんが。
わけわからないですね。
「今日は、お父さんお母さんと水族館へ行きました。ごはんを食べてから行く約束でした。僕は急いで準備しました。」
修正した文の評価はおいといて。
少しわかりやすいですよね?
特に技術的な分を書いていると、読む方は考えながら読んでいくことになります。
あまり長いと、頭の中で理解するのが大変なんです。読むスピードと理解の速度がマッチしません。結果として、よくわからない。という感想を持つに至ります。
言葉が短い文章で完結していると、脳が一休みします。そこで、一文が終わったことを理解します。その繰り返しが、じっくりと理解させることに繋がります。
試して見てください