今日のニュースで、東京都が一年前に発表した、観光客を増加させるためのプロモーションに使うロゴの報道が流れていました。

&TOKYO

当時の都知事が嬉しそうに発表されている映像の記憶と同時に、確かに「どんな意味なんだろうな」と言う疑問が胸に浮かんだことを覚えています。

ただ、今回の報道を見る限りにおいて、ただ単にロゴを肴に、意味がわからないとか、東京が主役じゃなくなっているとか、主張色がない、ユニフォームの統一がない、などと俎板に並べた刺身をみんなで突いて、アレヤコレヤと意見を述べている印象に苦笑が出てしまいます。

ロゴマークは確かにブランドを意味付ける大事な意匠です。
だから、例えば検討会のメンバーにもいらっしゃる社長さんの高級ブランドや、メルセデス、ユニクロ、など多くの企業が多くの資金を掛けて、緻密に戦略を考えて、ロゴマークを作ります。
つまり、ロゴマーク単体で歩くものではなく、組織や商品の考え、戦略、ビジョンの意味と相まって歩き始めるものなのです。

ロゴマークのデザインそのものや、色などを今更の様に突いて批判をするのではなく、どんな意味を込めたのか、その込めた思いに共感できるのかどうか、出来ないのであれば、どの様な主張をして行くのか。

要するに、東京と言う都市が観光事業において何を目指し、どうして行きたいと言うビジョンや戦略を語らずして、何をしたいのか、と言うことを思い、苦笑をしています。

日本では、しばしば手法論が先行し、戦略論は置いてきぼりになります。
それは政治でも、企業でも同様です。

いつまでもそんな状況だから、ツギハギばかり、体裁ばかりになってしまうのだと、心底思います。

&TOKYOと言うデザインでも、良いじゃないですか。
それを否定し、変えることを優先するよりも、
都民にとって有意義なビジョンを見せて、
上手く使うことを考える方が、
よほど格好良いし潔い。
と、思うのは、僕だけでしょうか?

メディカル ブランド プランナー
トランサージュ株式会社
代表取締役
瀧口慎太郎