おはようございます。

 

メディカル・ブランディング&デザイン集団 "TOT's" の瀧口です。

今日もこちらのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

さて、今日は医療の質に関する考察です。

 

医師事務作業補助は、主に病院の医師不足解消策の一つとして登場しました。

医師事務作業補助員と病床数の割合に応じて診療報酬が支払われ、

年々点数も増えています。

 

この仕事は、

アメリカではメディカルクラークなどとして、

かなり以前から一般化しています。

 

 

ちなみにアメリカでは、

Medical Records Clerk (入力専門のクラーク)と

Medical File Clerk(カルテの管理をするクラーク)まで

それぞれに分業化して存在します。

 

 

これは、

チーム医療が進んだ国であること、

仕事の専門化が進んだ国であること、

そして訴訟社会であること、

などの理由があってのことなのだと思われていました。

でも、今や、こうした分業化は、

海の向こうでの話では済まされない状況が迫っています。

 


もともと日本では一人が多くの仕事をこなすのが美徳となっていて、

むしろgeneralistでたくさんの仕事をこなす人が有能、

といった雰囲気が大手企業を含めてありました。

(おそらくそれは未だに随分残っています)

 

ただ、ここ最近の動向では、

明らかにこうした働き方を見直そう、

とする運動が増えています。

小池都知事のメッセージもそうですし、

健康経営などもその一つです。

 

AbsenteeismやPresenteeism、

という言葉をお聞きになったこともあるかと思いますが、

「ずーっと会社を休職状態にある人(Absenteeism)」や

「出勤しても精神状態やアトピー、偏頭痛など様々な理由で悩みを抱えて、 

 仕事に手がつかない人(Presenteeism)」の存在が多いことは、

企業経営にとって明らかなマイナスになることを、

経営者たちは理解し始めています。

 

 

 

 

日本の医療はこれまで世界最高と言われ続けてきました。

ー フリーアクセス、低価格、高品質 ー

でも、実は世界的水準で見たときに低価格でもなかったことが

先ごろのOECDレポートで明らかになりましたし、

フリーアクセスはそろそろ管理医療に門を閉ざされる可能性があります。

 

品質に関しては・・・

おそらくこれは教育水準や技術水準、

そして日本人の気質の問題と密接にあると考えられ、

世界的に最高レベルにあることは事実なのだと考えられます。

 

ただ、実際の医療現場で、

患者さんの不満の先に何があるのか。

 

PCモニターを見つめながら問診を続けるドクターの姿は、

テレビドラマでも見かける程一般的です。

多くの中高年の方々と話をしていて、

やはりこの指摘は少なくありません。

 

いま医療現場では、

インフォームドコンセントや、コンプライアンス、個人情報保護、

など様々な観点での患者権利を守るための手続きが求められ、

その分、書類作業も増えています。

 

Mandate(避けることのできない)なこうした手続きを

どのように効率的に行うのか、

これもまた医療機関経営にとって非常に大事な視点になります。

 

こうした事務作業をドクターであれ医事であれ、

一部にしわ寄せをしてしまうとすれば、

その人の業務効率と品質を確実に損ねることになり、

結果として患者さんの不利益に繋がることになってしまいます。

 

以前、ヒラリー・クリントンが日本の医療を視察した際の言葉は

あまりにも有名です。

The Japanese medical care system is

maintained by the Saint-like self-sacrifice

of medical workers.

日本の医療制度は

医療従事者の聖職者のような自己犠牲により

維持されている。

 

 

医師事務作業補助は、

診療報酬の対象になる医療機関の特権事項ではなく、

すべてのドクターにとって

検討に値する、効率化と品質向上のための分業の

象徴なのではないでしょうか。

 

 

 

医師事務作業補助について検討したい、

医療接遇マナー研修の話を聞きたい、

ブランディング・コンセプトを明確にしたい、

これからの自院のあり方を考えたい、

とお考えの先生、

是非一度ご相談ください。

 

info@trnsg.cp.jp

 

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