私の叫び声が2階まで、聞こえたらしく、兄〔次男〕が階段をドタドタと下りてくる音が、したなと思ったら手術室に入って来て『もう良いから手術止めてくれ』ってビックリして痛みが感じられなくなった。{叫んだから怒りに来たと思った}『大丈夫我慢出来るから』でも『体はデカイけどまだ小学生なんだよ』って言ってた。今じゃ考えられない。今の時代は全麻だもんね。卵巣に水が溜まっててそのまま摘出するはずだった。けど、水が多すぎて注射器で水抜きしたらしい。洗面器いっぱいの、水だった。火にかけたら沸騰するくらい熱かったって、後から言われた。母の体の中で自分も赤ちゃん抱えて、産まれてきたんだよ!って言われたが良く意味が解らなかった。今だから解るあの時の痛み、まさに陣痛と同じだったんだ。