フェニックスライト


1997年3月13日午後7時30分過ぎ




アメリカアリゾナ州フェニックスの東にある山の上空に、奇妙なライトの集団が出現した。
最初に確認されたライトは6個。だが、しばらくするとそれは、8個に増えていた。そして、さらにもう一つ増えて9個になると、ブーメラン形のフォーメーションを形成して、やや傾きながらフェニックス上空を南東方向に向かってゆっくりと移動していったのである。

この奇妙なライトは、午後10時にはフェニックスの南、サンバレー南東のはずれにあるヒーラー川上空に出現し、ここでは数千人以上の人に目撃されている。


だが、事件はこれだけでなく…


2007年2月6日

同じフェニックスに、再び謎のライト群が出現したのだ。
この時は市民の通報を受けたテレビ局がヘリコプターを派遣。リアルタイムで謎のライトを中継している。

やがてライトが消えはじめると、おおよそ5分で全てのライトが消えてしまったという。

このライトの正体だが、1997年の方は軍の報道官が「あれは照明弾だった」とコメント。だが、
スペクトル分析の結果、照明弾などではなかったことが判明している。
にもかかわらず、2007年も再び軍は「飛行訓練に伴う照明弾」と同じ説明を繰り返しているのだ。

多くの人に目撃され、ビデオや写真に撮影された美しいライトの配列は、決して照明弾で形成できるものではない。

もちろん、10年の時を挟んで出現したライトがまったく同じUFOを捉えたものだということも考えにくい。

軍による隠蔽工作ではないかと勘ぐってしまう…


記者   青木伸悟