セブンチェア(1955) | 24-45

セブンチェア(1955)

大掃除がてら我が家の椅子を磨きました。
椅子好きの主人が一脚ずつ集めた我が家の椅子コレクション。
どれも愛着があるのですが、一番のお気に入りはセブンチェアです。

$24-45

セブンチェアは、1955年にフリッツ・ハンセン社から発表された
デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセンの代表作です。
アリンコチェアの開発から3年、成形合板によるチェアが更なる進化をとげて
誕生したセブンチェアはラミネート加工技術の集大成と言われています。
スタッキングができる機能的なデザインでとにかく軽くで座りやすい。

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いろいろなデザイナーズチェアがありますが、座り心地はピンキリ。
これがデザイナーの仕事なのか?と思ってしまうような椅子もあります。
家具は身体に近い建築なので、デザイナーや家具メーカーの
ものづくり対する姿勢や力量がはっきり分かってしまいます。

デンマーク・コペンハーゲン郊外にあるルイジアナ美術館のカフェスペースには
ブラック、シアン、レモンイエローの3色セブンチェアが使われていました。
淡い北欧の光に映える絶妙な色遣いはフリッツハンセンならでは。
それはそれは美しい光景でした。

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ルイジアナ美術館のカフェスペース(2007年撮影時)