「うさピィ、大きなあめだまがとんでいるよ!」
「大きなあめだま?」
うさピィはサンバの視線の先をおいました。
そうしている間にも、あめだまは原っぱのあちこちにぷわぷわふらふらしながらとんでいきます。
ちょうちょみたいに、宙にうかぶ大きなあめだまなんて、サンバは生まれて初めてみました。
(ああ、今までぼくが食べてきたあめだま全部よりも大きいよ。あんなに大きいのだから中にシュワシュワソーダがはいっているかも!甘くておいしいだろうな、、、今日だけで、食べきれないよ。明日も明後日もなめつづけないと!)
口の中に広がるあめだまの甘い味を想像していると
きゅるるる、、、
サンバのお腹がなりました。今度はうさピィに聞こえたかもしれません。
ぎゅるるるる、、、
すると、次にもっと大きくお腹がなりました。
小さく、きゅるるる
大きく、ぎゅるるるるる・・・
小さく、きゅるるる
大きく、ぎゅうううるるる
それどころか、お腹の中にかいじゅうがすみついたとしか考えられないくらい、お腹の音がなりやみません。
サンバがびっくりしていると
「えへへ、サンバがあめだまっていうから、ぼくにもあめだまにみえてきたよ。 お腹がぎゅるるるなっちゃった」
口元のよだれを手でぬぐいながら、うさピィがいいました。
とても大きなお腹の音は、うさピィのお腹がなる音だったようです。
(お腹にかいじゅうがすみついたわけではなかったんだ。)
サンバはほっとしました。
そして、ちょっぴり残念におもいました。だって、お腹の中にかいじゅうがいるなんて、かっこいいでしょう?