原っぱのおへそのあたりに横だおしになった大きな丸太があります。ふたりはそこまでもどって、なにかをさがすことにしました。―丸太のなかは空どうで、そこにお昼ごはんをおいているんですよ。―
うさピィは丸太にとびのって、さらに背伸びをして原っぱをみわたします。
サンバも、よいこらせ、と丸太の枝を利用してなんとか丸太によじのぼると、空をみあげました。
目の前に、ミルクシャーベットのように白いツインソウル山の、三角のちょうじょうがふたつみえます。おひさまの光にきらきらとひかって、まぶしいくらいです。
そのまま、空をみながらぐるりとまわると、ツインソウル山の反対の青空に、魚の形をした白い雲をみつけました。
「うさピィ。お魚の形をした、大きい雲がうかんでいるよ」
「サンバ、空にはおひさまと雲と鳥しかないよ。それじゃあ、変身ポーズにつかえないよ。原っぱの方をさがさなきゃ」
サンバは、うさピィのいうことはもっともだとおもいました。
だけど、もう一度だけ、空をみあげながらぐるりとまわりました
魚の形をした雲があまりにもおいしそうだったからです。
(あんなに大きなお魚をたべたら、ぼくも原っぱのすみからすみをみわたせるぐらい大
くなっちゃうよね。ふふふ、あの大きさの魚なら、一匹でいろいろな食べ方ができるよね。おさしみ、カルパッチョ、なんばんづけ、しおやき、、、ママのとくいなしおがまやきもいいな)
きゅるるるる、、、
サンバのお腹が小さくなりました。
よだれがたれているかもしれません。サンバはあわてて口元をぬぐいました。
そう、いまはさかな雲にむちゅうになっている場合じゃありません
サンバはうさピィにお腹の音が聞こえたかしら?と、ちらりとうさピィをみました。
なにかさがしにすっかり夢中で、うさピィはサンバの方をみていませんでした。お腹の音は気づかれていないようです。
ちょっぴり、よだれをたらしていましたが、それもうさピィにはないしょです。
ほっとしたサンバが、さがす場所を原っぱにかえようとおもったときです。
赤や青、黄色やピンクの、まん丸いものが原っぱのはしの方で、ぷわぷわと宙にうかんでいるのがみえました。
レモンの黄色、いちごの赤、メロンの緑、ぶどうの青。
サンバが大好きなあめだまにちがいありません。