3月5日、6日の特別レース名の解説です。 | 競馬を30年以上実践してきた競馬投資法

3月5日、6日の特別レース名の解説です。

【第3日】 3月5日(土)

●黄梅(おうばい)賞とは


 黄梅は、中国原産のモクセイ科の落葉小低木。


日本には江戸時代の初期に渡来したとされている。
花が梅に似ていることが名前の由来だが、本来は梅ではなくジャスミンの仲間である。
花言葉は「控えめな美」。


●スピカ(Spica)ステークスとは


 スピカは、おとめ座のアルファ星。
春の宵、南の空に見える白色の1等星。
ラテン語で「麦の穂」の意味を持つ。純白に輝くことから「真珠星」の和名を持つ。


●夕刊フジ賞オーシャンステークス(GIII)とは


 夕刊フジは、産業経済新聞社が発行している夕刊紙。
昭和44年創刊。東京と大阪に本社を置く。本競走は、同社からの寄贈賞を受けて施行される。


 オーシャン(Ocean)は、英語で「大洋」「大海」「海洋」といった意。


太平洋は英字で表記すると「the Pacific Ocean」、
大西洋は「the Atlantic Ocean」となる。


 本競走は、スプリント路線の向上を図る観点から、
平成18年より重賞競走として施行されている。

【第4日】 3月6日(日)


●富里(とみさと)特別とは


 富里は、千葉県北部の市。北総台地の中央に位置している。


江戸時代には、徳川幕府直轄の野馬放牧地であった佐倉七牧の中の高野牧と内野牧があり、
明治時代においても下総御料牧場が置かれたことから「馬のふるさと」として知られている。
スイカやニンジンなどが特産。


●ブラッドストーン(Bloodstone)ステークスとは


 ブラッドストーンは、暗緑色で不透明な素地に赤い斑点の入った石。


主な産出地はインド・オーストラリア・アメリカ。
心の平和や誠実を象徴する石とされており、良質な物は宝石として珍重される。


●報知杯弥生賞(GII)(皐月賞トライアル)とは


 報知新聞社は、東京と大阪に本社を置く読売新聞社系の新聞社。


本競走は昭和45年から、同社より寄贈賞を受けている。


 本競走は、昭和39年に創設された3歳馬による重賞競走。
幾度かの距離の変更を経た後、59年に現行の2,000mとなった。


なお、本競走の3着までの馬には皐月賞への優先出走権が与えられる。
 競走名の弥生は、陰暦で3月の呼称。

【第3日】 3月5日(土)

●淡路(あわじ)特別とは


 淡路は、旧国名の1つ。現在の兵庫県の淡路島のこと。


淡路島は瀬戸内海最大の島。明石海峡大橋で本州と、大鳴門橋で四国とそれぞれ連絡している。
島内では温暖な気候を利用したビワ・ミカン・草花などの栽培が盛んである。


●武庫川(むこがわ)ステークスとは


 武庫川は、兵庫県南東部を流れる川。全長約66km。


兵庫県篠山市に源を発し、青野川・羽束川などの多くの支流を集め、
下流で逆瀬川・仁川などを併せて大阪湾に注ぐ。


●チューリップ賞(GIII)(桜花賞トライアル)とは


 チューリップは、ユリ科の球根植物。


園芸植物としての人気が高く、品種改良によってさまざまな色・形が存在する。
茎が出て幅広い葉が数枚つき、4~5月頃に大きい花を1輪咲かせる。花言葉は「永遠の愛情」「愛の告白」。


 本競走は、それまでオープン競走として施行していたものが平成6年から重賞競走に格上げされた競走。
なお、3着までの馬には桜花賞への優先出走権が与えられる。

【第4日】 3月6日(日)

●アルメリア(Armeria)賞とは


 アルメリアは、イソマツ科の多年草。花壇や鉢植えなどで栽培する。


花の色は淡紅色または薄紫で、3~4月に小球状の花をつける。
アルメリアとは、ケルト語で「海に近い」という意味で、海辺に生えることから付けられたといわれる。
花言葉は「思いやり」。


●仁川(にがわ)ステークスとは


 仁川は、六甲山系に源を発し、武庫川に注ぐ川。
また、阪急電鉄今津線の駅名にもなっており、阪神競馬場の最寄り駅でもある。


●大阪城(おおさかじょう)ステークスとは


 大阪城は、大阪市中央区にある城。


豊臣秀吉が石山本願寺跡に、天正11年(1583)から3年かけて築いた。

元和元年(1615)の大坂夏の陣で落城し焼失したが江戸時代に再建され、幕府の直轄地となって城代が置かれた。


その後、数度の火災と修築を経て、現在の天守閣は昭和6年(1931)再建されたものである。
周辺は大阪城公園として整備され、大阪城ホールや梅林などがある。

【第3日】 3月5日(土)

●あざみ賞とは


 あざみは、キク科アザミ属の多年草の総称。


世界中に約250種あり、このうち日本ではおよそ80種が自生している。
身に付けていると北欧神話に登場する雷神トールの加護が得られるとされており、「雷草」とも呼ばれている。
花言葉は「厳格」「独立」。


●中京スポーツ杯とは


 中京スポーツは、昭和43年より東京スポーツ新聞社から発行されている夕刊スポーツ紙。
本競走は、60年に東京スポーツ新聞社より寄贈賞を受けて創設された。


 なお、本年は中京競馬場の改築工事に伴い、小倉競馬場で施行される。


●大牟田(おおむた)特別とは


 大牟田は、福岡県南西端に位置する市。


大正6年市制施行。大牟田市から熊本県荒尾市にまたがって広がる三池炭鉱は、
明治6年官営による大規模な採鉱が開始され、大牟田も炭鉱町となった。


その後、三井財閥に払い下げされ開発が本格化し、
日本一の出炭量を誇る炭鉱となるとともに石炭化学コンビナート群が形成され、
わが国有数の化学工業都市として発展を遂げた。


平成9年に同炭鉱は閉山し、炭鉱町としての歴史を閉じたが、
現在はエコタウンやテクノパークなどへの企業誘致に力を入れている。

【第4日】 3月6日(日)

●球磨(くま)特別とは


 球磨は、熊本県南部の地名。
球磨川は、詩歌では木綿葉(ゆうば)川とも詠まれ、最上川・富士川とともに日本三大急流の1つとして知られている。


●大濠(おおほり)特別とは


 大濠公園は、福岡城の外濠を利用して造られた公園。


池の周りには、約3,000本のツツジや柳が植えられており、敷地内には、県立美術館、能楽堂、日本庭園などもある。
都心に近く、早朝には、ジョギング、散歩などを楽しむ人々でにぎわう。


●出水(いずみ)特別とは


 出水は、鹿児島県北西部、熊本県境に位置する市。


昭和29年市制施行。南は出水山地、北は八代海に臨み、三角州や干拓地が広がる。
主な産業は農業で、稲作・ミカン・タバコ・苗木の栽培が盛んなほか、畜産も盛んである。
歴史が古く、縄文・弥生時代の遺跡が多く残されている。