あさってはクリスマス・イブ | 競馬を30年以上実践してきた競馬投資法

あさってはクリスマス・イブ

 当方の加齢が加速しているせいか、師走に入ってから時の過ぎるのが速い、速い。明日は天皇誕生日で、あさってはクリスマス・イブ。競馬ファン待望の有馬記念も4日後に迫った。

 ▼有馬記念は、地名ではなく、日本中央競馬会(JRA)理事長だった有馬頼寧(よりやす)氏にちなんだものだ。
世が世なら旧久留米藩の殿様だった有馬さんは競馬にはまったくの素人だったが、鉄火場そのものだった競馬場に託児所をつくり、
ラジオで中継を始めるなど競馬界に新風を吹き込んだ。

 ▼プロ野球のオールスターにヒントを得て、ファン投票で出走馬を選ぶグランプリ・レースを始めたのが昭和31年。
初回の成功を見届けた後、急逝した彼をしのんで「有馬記念」の名がつけられ、
平成8年には馬券売上高が875億円にのぼる大レースに成長した。

 ▼今年もブエナビスタをはじめ人気馬が出走するが、騎手もフランスやイタリアなどから腕利きの外国人が5人もやってきた。
日ごろ「日本が一番」と書き続けている小欄も馬券となると外国人騎手が乗る馬から買ってしまう。

 ▼外国人騎手と大半の日本人騎手とでは、技術だけでなく勝負にかける意気込みが違う。賞金を1円でも多く稼ごうと、
先行する馬と馬との間のわずかな隙間をついて割り込んでいく。たまに反則もとられるが、勝てば官軍である。

 ▼若者の競馬離れもあって今年の有馬記念の売り上げは400億円割れもささやかれている。JRAは経費削減に躍起で、
地方UHF局の中継も廃止するそうだが、人気回復には世界に通用する強い馬と日本人騎手を育てるしかない。
有馬さんが存命なら「世界に負けるな」「ファンサービスを忘れるな」と号令をかけたことだろう。