あの人、どこでなにやってるのかしら。
せっかく準備した夕飯が冷めちゃったじゃないの(  ̄っ ̄)
帰るコールから15分で帰宅できる距離にいたはずの旦那が、
1時間を過ぎても帰ってこない。
それで家庭が成り立っていたのは、
娘は小食で食べ物に贅沢を言わず、
「コンビニのおにぎりでいいよ。なんなら食べなくっても平気。」な旦那だったから。
さちちパパは料理をしないしょお母さんになんの不満もないし、
たまにしょお母さんが作る得体の知れない料理にも
躊躇なく箸を伸ばし、口に入れ、なんでも「おいしいよ」と食べてくれる。
その勇気と常人離れした味覚が、
結婚相手にさとちパパを選んだ決め手になったとかならなかったとか。
娘婿と甥っ子が同居するようになった今も、そのスタンスは変わらない。
手の込んだ料理を作る時間があるなら、
次の取材の資料を読み込んで下準備しておきたい。
家族全員、仕事にかけるしょお母さんの想いは承知している。
なので娘と娘婿はキッチンできゃいきゃい言いながら豚肉のしょうが焼きを作ったり、朝からなめこのお味噌汁を吹きこぼして大騒ぎしたり、ふたりで楽しそうにやってる。
途中から同居した甥っ子は料理好き。
時には放っておくと何も食べないでいるおじさんやいとこのために、
時には疲れ果てて深夜に帰宅することも多い伯母さんのために、
ヘルシーなパスタを作ってくれたりする。
しかし今日のしょお母さんは夕方の6時には自宅に帰っていた。
何週間ぶりかの早い帰宅。
折よく、お隣さんから美味しいものをいただいた。
料理は苦手だけど美味しいものは大好き♡
美味しいものをより美味しくいただくためならえんやこりゃ。
家族全員そろって食べる久々の夕飯にさらに気合が入り、
何年ぶりかでお味噌汁なんぞを作って旦那の帰りを待っていたのでした。
Aっち~美味しかったよ~ヾ(*´∀`*)ノ←今頃。
なのに帰るコールをしてきた旦那が、1時間すぎても帰宅しない。
どこかで寄り道しているのは明白だが、
しょお母さん、お腹ペコペコでご立腹。
「帰ったよー」
「遅い!!」
「ちょっとあなた、
帰るコールしてから家まで何分かけて帰ってくるんです?」
「そんなの分かんねぇよ。
おいら何分に電話したのかも覚えてないもん。」
「あなたが“これから帰るよ”という電話をかけてきたのは
1時間15分36秒前です。
あそこから家まで、かかっても車で15分。
こっちはあなたの帰宅時間を逆算して夕食をね、
最高においしい状態で食べてもらおう・・・
そう思って準備してるんですよ。
車で15分の距離をなんで1時間以上もかかるんです?
帰ると言ったのに帰ってこない。
それではあなた、帰るコールの意味がありませんでしょ?」
「お義母さんてもんくいうときもかんだりしないんだなぁ・・・すげーなぁ・・・」
「だ、だって・・・おまえに電話したあとで
本屋に寄ろうと思ったんだからしょうがないじゃないか。
たまにおいらより早く帰ったからって、
仕事帰りに本屋に寄ったぐらいでそんなに怒るなよ。」
「どこかに寄るなら寄るでいいのよ。
だったらもう一度電話してくるのが筋なんじゃないんですか?
って言ってるの。
っていうかあなた・・・毎日あたしの帰りが遅いこと、
本当は不満に思っていらっしゃるの?」
「別に不満には思ってないよ。
うるさく言われるのがイヤなだけだ。」
「にのにまかせとけばまちがいないから、
オレはめぇあわせないようにしよっと。。。」
「ママ!あたしお腹すいた!!
早く食べよ♪」
←空気の読める子はかすがい。
「そうね。もうお腹ぺこぺこよぉ。
いっただっきま~~~すヽ(・∀・)ノ」
「ねえママ、いくら腹ペコだからって
その顔はさすがにまずいんじゃないの?」
「あなたどう?感想は?」
「感想?」
「おとなりさんと顔を合わせた時に
感想くらいお伝えしなきゃいけないでしょ。
せっかくいただいたんだから。」
「か、感想なんてお前・・・そんなもん・・・
「あなたに聞いた私がバカだったわ。。。(-_-;)」
↓しょお母さんのご機嫌は美味しいものですぐに良くなる。
切り替えの速さが武器です!!
「で、本屋さんで希望の品は手に入ったの?」
「いや、欲しかった画集は置いてなかったんだけど、
可愛かったからこれ買ってきた。」
「えーーーなにこれ~~!!
“ニノベイビー”だって♪
よみたいよみたぁい(((o(*゚▽゚*)o)))」
大好きな“あーばさん”が出張?!
ニノベビの盛大な後追いを覚悟するも、、、、、
拍子抜けするほどすんなりと「いってらっしゃい」のバイバイ。
←けなげ。。。。
しかし。
あーばさんがいないだけで、
笑わず、大好きなハンバーグものどを通らず、ウンチも出なくなる。
「なんかわかんないけどすっごく胸が痛い。。。。」
↑我が身と重ね合わせてる人。
「うん・・・ニノベビってけなげだね。。。。」
↑単にニノベビの健気さに心打たれてる人。
出張中の“あーばさん”からお電話。
たとえ会話ができない赤ちゃんであっても、
ニノベビの音声センサーはあーばさんの声に最大限の感度で反応。
折れた心も一瞬で修復され、
その期待に応えようと涙ぐましいほどのけなげさをみせる。
苦労するかと思われたお風呂も、
あーばさんの音声録音でなんなくクリア。
「めっちゃ似てる!!!
こんな感じ!こんな感じ!!」
「えーー?まじでぇ??
うひゃひゃひゃひゃひゃ」
「ちょっとやめてー。
あたしあんなんじゃないよ~」
「いや。あんなんですよ。」
「そぉなの?
でんわのときはかおみえないからなぁ。」
←とか言いながら分かってる人。
「なに本気にしてんの?!
言っときますけど、
あたしほんとにぜんぜんあんなんじゃないからねっ!!」
「でもさぁ、、、、
みみまでまっかになっててれてるにのって、、、、、、
ほんっとかわいいよね♡」
この頃大人な相葉さんの、余裕なさらっと爆弾投下。
「そ、、、、、そぉんなことないよぉ・・・
↑さらっと爆弾にやられてる人。
にのちゃんもこうだったわ~~(*´∀`*)
パパが帰ってくると玄関までものすごいスピードでハイハイしてね。
この身体能力の高さはパパの遺伝子だから、
うまく伸ばしてやれば超一流のアスリートになれるんじゃない?
って。ねぇ?」
「あらそーなの?それはあれですね、、、
ご期待に添えなくてすいませんでした。」
「いや、一流アスリートになんかなんなくたっていいんだ。
パパはおまえが幸せならそれでいいんだ。。。」
「・・・もしかしてあなた・・・・
にのちゃんが“パパ♡パパ♡”な赤ちゃんだった頃の
幸せな思い出にひたりたくてこの漫画買ってきたの?」
「いや・・・うん・・・でもなんか・・・
おいらが思ってたのと違ったな、この漫画。。。」
「これ、ニノベビとパパ&ママの
心温まるファミリーストーリーじゃないものね~」
「おまえ、そんなに雅紀がいいのか。。。(T^T)」
「・・・・・(๑≧౪≦)・・・・」
「あなたにはあたしがいるじゃないの。」
「うん。。。。。でもなんか。。。。おもしろくない。」
どうつづく。。。?