株式会社フレンドマークの五十嵐です。
会社の5つの資源とは!?
経営の資源としてよく挙げられるのは「人」「モノ」「カネ」「情報」「時間」などです。
この中で、一番扱いに注意が必要なものはどれでしょうか
そもそも経営とは、こうした資源を上手に使い、事業を運転することです。
私が得意とするマーケティングは、この経営を行うための1つの分野であり、専門としている心理学はそのマーケティング活動を促進するためのこれまた一つの分野として使っています。
どの経営者も苦戦する落とし穴
「人」「モノ」「カネ」「情報」「時間」の5つの経営資源のうち、どの経営者も必ず一度はぶつかる要素が「人」です。
例えば、小規模な事業を一人でやっているとしても、ビジネスが大きくなれば人手を増やしたくて困ることがあります。
あるいは、組織を形成していくと価値観の異なる人間が集合するわけですから、少なからず人と人の摩擦が想定されるため慎重な人事体制が問われます。
書籍やインタービューなどを見ていても、多くの経営者が「人」という資源に最も価値を感じているし、最も神経を使っているとわかります。
また別の角度からも言うことができます。
「モノ」「カネ」「情報」「時間」の4つの要素は、「人」から生み出すことができます。
一方で、「人」だけは残りの要素から生み出しづらいことがあります。
わかりやすい反論を挙げるなら「お金があれば人を雇える」という意見があるでしょう。
しかし、金銭条件だけで雇った人材は長続きしないことが多いのです。
優秀な人材になればなるほど、好条件のオファーに苦労していないのでお金だけで人を雇うのは危険です。
心理マーケティングはここにも使える!
逆に言えば、「人」のリソースは「モノ」「カネ」「情報」「時間」の全てを使って慎重に確保した方が良いのです。
良い商品があって(モノ)、良い条件で働けて(カネ)、その会社にいると成長できて(情報)、働きやすい環境である(時間)。
ここに、会社の理念や個人への正しい評価とフィードバックがあれば、より充実した職場と言えるので、良い人材を確保しやすいですね。
採用活動の成功原則は、
マーケティングに似ています。
1.どんな人に
2.どんな価値を
3.どうやって届けるのか
これはマーケティングの原則でもあり、採用に活かすのなら、
1.どんな能力や情熱を持った人が
2.どんな価値を感じる
3.どんな職場なのか
と応用することができます。
経営で最も大切な「人」のリソースを、すべての力を使って確保してくださいね。
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