人はひとりでは生きていけない生き物。

つい忘れがちになるけれど。


noteより↓

島では、神の存在と、島の歴史と、集落での生活と、個々の人々の人生をとても大切にしている。
お互いに守り守られることで、神と島と人の営みが末長く平和に続くことを、島民がみんなで願い、祈っている。
私はそんなふうに感じた。

田舎の風習というのは、現代人(特に都会人)にはめんどうくさいと感じることもあるだろうし、実際にすべてがいいわけでもないのだろう。
でも逆説的だが、そうやって全員が全員に目が行き届くことによって、誰一人置いてけぼりにされることなく個人の人生が大切にされ、生きていくための居場所が確保されている。





港まで送迎してくださった女性の話が印象的だった。
その方は20年以上前に、関東から西表島に移住した方だ。

「島にもどうしようもない人はいる。
それでも仕方ない、その人にもいいところはあるし、と考える。
島から追い出すという選択はない。
島にはそういう人を許すというおおらかさがあるし、そうしないと島では生きていけない。お互いに」

それを聞いて、私は自分の見知っている世界を振り返り、少し寂しくなった。
人は人を、意外と簡単に排除する。
いわゆるいじめというのはまさにそれだし、それは子どもだけではなく、大人のちょっとした人間関係でも同じだ。
理由なんてあってないようなもので、排除する側はいくらでも自分を正当化する。

どちらがいいとか悪いとかの話をするつもりはない。
ただ、人が人として生きていくとき、どちらが人に対して優しいのだろうか。
どちらがお互いの人生を大切にし、愛をもって接しているのだろうか。
私は改めて考えさせられた。

自然が厳しい島だからこそ、ちっぽけな人間は本気で協力し合わないと生きていけないという背景はあると思う。
自然とともに生きるとは、そういうことも込みなのだろう。
たとえそれが今の時代であっても。
自然から離れすぎた私たちは、なにか大切なものを忘れてしまったのかもしれない。




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