不妊治療をしていたとき、
鍼灸院に通っていました!
院長さんはものすごくお優しい方で、
傷ついた私の心を癒してくださって、
そして上のお子さまウェルカム!なので
息子をつれていってました。
私は当時妊娠したものの赤ちゃんの成長が悪く、赤ちゃんを生かすためにいろいろ思考回路が偏っていました。
鍼灸て出産までいたる確率があがる!ことは、不妊クリニックでもエビデンスのあるペーパーが置いてありましたので、本当に藁にもすがっていました。
院長さんに是非、赤ちゃんのために回数多く通って冷え性を治してください!体質改善してください!そしたら妊娠継続できるかも! なご説明をいただき
二人目の孫が欲しくて仕方ない母の援助もあり
10回分(少しお得)も回数券を買ってしまいました。
だからせっせと通っていたのですが…
いつも息子は控え室で1人で待機していました。
兄弟がいるおうちは
下の子の通院や習い事の待機とかでそうやってるの見かけるし
受精卵でも兄弟だし
私は一緒な感覚でいたんですが…
院長さんがいないとき、
ベテランスタッフさんに言われました。
「こんなあなただけ優雅にしてると
上の子、グレるぞ?」
え??
なんか、
その一言で
悟りました
ベテランスタッフさんは
言い方はキツいけど
院長さんの優しさは営利目的なのよ と
遠回りに教えてくれてるような気がしたんです。
まぁ私も色々狂ってたんだと思うんですけど、
体質改善のために頑張ったり
治療も色々うまくいかなくて
痛みや葛藤や悲しい背景があるのに…
駄目になりそうな赤ちゃんを
あたため治療するのに
鍼灸に通うことは、
優雅に見えているんだということ…
それが真実でも
お店の人にそう言われるのは
すごく嫌なものでした。
たとえばカフェに行って、
店員に「優雅でいいですね」と嫌みを言われるような気持ち
と例えれば伝わりやすいでしょうか?
だが不妊ブログ界隈では
鍼灸に通いまくることは
別に当たり前な気もしていて
実母からは、二人目は!?お金だすから死に物狂いで不妊治療しなさい!!みたいな圧もありました…
むしろ優雅にすごさないと妊娠なんてできないわよっ!!!みたいな逆スパルタ指導の先生もいらっしゃるわけで…
ただやはり、
私みたいにもう「上の子(一人っ子ですが)が8歳」で、
控え室でゲームさせて待機、
みたいな人は稀ですよね。
(いやゲームじゃなくて読書してくれるなら読書してほしいのだが)
私も近所の放置子がどうの、
とかブログでたまに言ってましたが…
ベテランスタッフさんの目には
ほんの小一時間ですが
「2人目不妊治療のために上の子にゲーム渡して放置してる親」
に映ったのかもしれませんし。
※ちなみに私自身ゲームに子守されて育った一人っ子なので、負の連鎖?
実母に息子を預けても「いい子に1人でゲームしてたよ(*^^*)」と言われ、預かっててもらってありがたいのですがなんか違和感があります
大人に話しかけないで1人遊びしてるのがいい子 という価値観が感じられます
じゃあ私がグレたかというと思春期に進学校不登校、プチ家出、V系にハマる笑 程度でしたが、思春期といえば思春期。男の子はどうなるんでしょうね…
鍼灸師さんは
ベテランのシッターでもありました。
というか
院長さんのお子さまをシッターしてたらしいです。
もしや院長さんのお子さま、
おグレなさったんでしょうか…
結果的に10回通っても、出産までにはいたりませんでした。
だけど、あの優しい院長さんはセラピー的な癒しがあって精神的に救われたので、騙されたとも思っていないし憎んでもいません。
あのベテランスタッフさんに言われた厳しい言葉のほうがすごく嫌だったなぁ、なんて思い返しています
本心では、
嘘でも高額でも
二人目出産できるかもよ!
という甘い夢ばかり見させて欲しかったです。
そしたらまだ通ってたのかもしれない。
が、ベテランスタッフさんは
「お前カモだよ」という
厳しい現実を教えてくれたし、
(真のカモられ体質なのは私の実母なのだが)
成功するのが低確率な体質で
不妊治療にコストかけるよりも、
もう諦めてそのお金や治療や鍼灸に通う労力を
上の子に回してあげて、
という現実的なメッセージも読み取れて…
本当に優しいのは
ベテランスタッフさんのような気もしていて…
それはそれで感謝しています。