
昨日は兵庫県立美術館で、『麗子登場!-名画100年・美の競演 神奈川県立近代美術館×兵庫県立美術館』と『レンピッカ展』へ。
本来なら立て続けに見るというのは、余韻をブチ壊すから嫌だったが、貧乏暇無しを実践しているゆえに仕方ない。
で、まず空いていた麗子~から。
展覧会のタイトルが、こち亀の秋本・カトリーヌ・麗子の初登場した時みたいでなんだかアレだったが。

で、中に入ってみると、これが結構面白い。
まさに『洋画』って言葉がぴったりくるトーンで、こういうのは個人の捉え方にもよるんだろうけど、心の底からこれは『洋画』なんだ、みたいな。
その時代背景から、当然今より苦しい日常で、そこの中から輝きを放つ、みたいな。
今でも留学ってのは色々大変なんだろうけど、当時なんかはもっと大変だったんだってのが、嫌でも伝わってきた。
作品のタイトルも『乞食」という、今では問題がありそうなタイトルがあったり、やはり戦後の作品の『飢え』や『ヒロシマ』といった、簡単に語るには申し訳ない作品があったりして。
果たして、何をもって名作と語るかは今でもよくわからないけど、その中で、昔の日本人が持っていた魂みたいなモノが、随分の時間を経てもなお、こうして残ること自体が名作っていわれる所以のひとつなのかもしれない。
まぁ難しいことはよくわからないけど。
で、気分転換に外に出て、運河を眺めながらタバコを一服つけて、レンピッカへ。

この人はおそらく、レンピッカという人物を演じていたんだろうってずっと思ってた。
女版ミック・ジャガー、みたいな。
勿論そういう事をするのは個人の自由だが、自分の写真までポーズをつけて撮影してたなんて、物凄くナルシストだったんだろうなぁ、と。
で、肝心の作品は、まぁ結構面白かったが、メイン?である人物より、ニューヨークの街の風景画が1番よかった。
人間を描いてる作品より、ピュアな感じ、みたいな。
そして、彼女の描いたクロッキーを見て、それまでこの人は、セルフ・プロデュースのために同性愛を演じてたと思ってたが、もしかしたら、男の嫌な部分を見すぎてそういう方向に走ったんじゃないかなぁ、と。
なんとなく、そんな気がした。
しかし、最後にあった晩年の写真はいらなかったような気がする。
立て続けに見たせいか、駅に向かう途中から暑さと重なってドッと疲れた。
やっぱり1日1回が限界だな。