ウェルド~ライウ゛・イン・ザ・フリー・ワールド
ディスク: 1
1 ヘイ・ヘイ,マイ・マイ
2 クライム・イン・ザ・シティ
3 風に吹かれて
4 ウェルフェアー・マザー
5 ラウ゛・トゥ・バーン
6 シナモン・ガール
7 マンション・オン・ザ・ヒル
8 F*! イン・アップ
ディスク: 2
1 コルテス・ザ・キラー
2 パウダーフィンガー
3 ラウ゛・アンド・オンリー・ラウ゛
4 ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド
5 ライク・ア・ハリケーン
6 ファーマー・ジョン
7 今宵その夜
8 ロール・アナザー・ナンバー
91年発表。ライブ盤。本作のノイジーなエレクトリックサウンドは、当時のトレンドとの相関関係を指摘されて“オルタナ~グランジの父”みたいな枕詞をニール・ヤングに冠したようです(多分(笑))。
しかし白状します。実はわたし、ニール・ヤングがよく分からない人間です。一応本作の他にファーストとアフターザゴールドラッシュとハーヴェストムーンとアンプラグドを持ってはいますが…。
昔、中村とうようがミュージックマガジンのクロスレビュー欄でニール・ヤングについて、“この人やジェームス・テイラーやジャクソン・ブラウンなど、なんか理想主義的に過ぎるような気がしてあまり好みじゃない。殊にニール・ヤングは彼が女性だったなら好きになったのかもと思うことがある”みたいなことを書いていたけれど、わたしは正直その意見に同意でした。
“オルタナ~グランジの父”という言い方も、それいうならヴァン・モリソンの方がそうじゃない?、なんて感じたり。多作家の資質に、色んな志向を試みるその奔放さが信奉心を煽っている側面を正直感じますし、それが純粋な作品としての面白さに昇華されているかと云ったら支持者も肯定しきれないところも多いのではないでしょうか?。そしてそれがゆえに愛おしいという人がいるのでは?、とも感じます。
パラダイスガレージ(?)の豊田さんが、ミュージックマガジンの目隠しプレイでニール・ヤング聴いていて長渕剛聴かないヤツはダメだ、みたいなことを言っていましたが、その意味では両方とも聴いてもあまり感興無いわたしはダメなヤツでは無さそうです(笑)。
