夫を亡くしたばかりの女が
葬儀屋で涙を流していた。
「あの人の夢は、立派なタキシードを着て
埋葬されることでした。
でもうちは貧乏でとてもタキシードなんて買う余裕は・・・」
それを聞いた葬儀屋はおおいに同情し、
なんとかしてやろうと手を尽くした。
翌日、未亡人は夫が棺の中で
立派なタキシードを着ているのを発見した。
彼女は感激し、葬儀屋に何度も何度も感謝の言葉を述べた。
葬儀屋は言った。
「いやいや、礼にはおよびません。
運が良かったと言っては何ですが、
たまたま華やかなパーティーの帰りに
心臓発作で亡くなられたお客さんがあったので」
「でも着せかえや何かでいろいろ大変だったでしょうに、
本当にありがとうございました」
とんでもございません…
頭を取り替えただけですから