午前三時。
ホテルのフロントにひどく酔った男から電話がかかってきた。
…バーは何時に開くのかと尋ねた。
「正午です。」
フロント係は答えた。
一時間ほどして、同じ男が、前よりずっと酔いの回った声で、
電話をかけてきて、また尋ねる。
「バーは何時に開く?」
「…先ほどと同じです。…正午です。」
とフロント係は答える。
また一時間程たって、
同じ男から更に酔った声で電話がかかってきた。
「バーはなぁんじにあくんだってぇ~??」
再び、 フロント係は答える。
「バーは正午に開きますが、もしお急ぎでしたら、
ルームサービスに何か運ばせますが!?」
いぃ~~や、入りたぁいんらないんだ----ここから出たいんだよ~!!!