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出生届の窓口に,酔っぱらって陽気な男が飛び込んできた。

「お二方!」男は叫んだ。

「私に双子が生まれたんです!」

窓口係の男が顔を上げた。

「それは、おめでとうございます。…しかし、」

係りの男は不思議そうに訊ねた。

「なぜ,”お二方”とおっしゃったんです?

ここは私一人しかいませんが!?」

「あれ?」酔っぱらった男は目をこすった。




「どうも、もう一度家に帰って赤ん坊の数を数えなおした方が良さそうですね…」




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