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外交官が貧しい家を訪ねて言った。

「お宅の息子さんに縁談があるんですが…」

「息子は自分の嫁は自分で見つけます。私は口出しするつもりはありませんよ」

「でも、相手は大富豪のロスチャイルド家のお嬢さんですよ!」

「えっ!?そういうことでしたら…」


次に外交官は、ロスチャイルド家を訪ねて言った。

「お宅のお嬢さんに縁談があるんですが」

「娘は結婚するにはまだ若いですよ」

「でも、相手の男性は世界銀行の副頭取なんですよ!」

「まぁ。そういうことでしたら…」


そして外交官は、世界銀行の頭取を訪ねた。

「お宅の副頭取に推薦したい人物がいるんですが」

「副頭取候補でしたら、すでに相当な数の人材がいますから」

「でも、この若者はロスチャイルド家の婿養子ですよ!」

「え。そういうことでしたら…」





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