この「少しぞっとする話」が始めてから

ちょうど2年になります。今日の話も少々怖いです。

この手の話が嫌いな方、苦手な方はスルーして下さい。





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“近づく女”

この話は会社の先輩がタイに旅行に行った時の話です。

先輩はよくタイに遊びに行くらしく、

もうツアーでは物足りない様で、

観光客が行かないような田舎町に行っては現地の人と仲良くなり、

ますますタイの魅力に取り付かれていったようでした。

今回もタイを満喫して帰国後、早速撮り溜めた写真を編集し、

アルバムに収めて友達や会社の同僚にタイのお土産話を

聞かせるのももはや恒例となっていました。

今回もいつものようにタイから帰国して日焼けした先輩の

お土産話を聞かされる事に…

正直飽きてます。(苦笑)

すると

「…ん? こんな人いたっけ?」と先輩。

どうしました?と聞くと

「この写真だけど、一人で撮ったはずなんだけどなぁ!?」

見ると田圃をバックに笑顔で写る先輩の写真が。

その10メートル程後ろに現地の人と思われる女性が写っていました。

「誰もいないとこで撮ったはずなんだけど…」

その時は大して気にも止めずにそのアルバムは引き出しにしまったそうです。

それから1ヶ月ほど経ったある日、

思い出したようにあの時のアルバムを開き、例の写真を見たそうなんです…

「あれ?こんな近かったっけ?」

後ろに写りこんでいた女性が先輩の5メートルくらい後ろに立っていたのです。

顔もうっすら確認できる位の距離に…

さすがに気持ち悪くなった先輩は、その写真をまた仕舞ったそうです。

それから数週間後…

なぜか気になるあの「写真」をアルバムを引っ張り出して

見てしまったんです

…血の気が引きました

先輩の真後ろにその女性は立っていたんです。

もう顔もハッキリと確認出来ました。

目が無いのです!!

ヤバいヤバいヤバい!!これはヤバい!!

先輩はすぐさま色んな伝(つて)を頼って霊媒師を探し、

その写真を持って駆け込みました。

訳を話し、その写真を霊媒師に見せると

霊媒師は青ざめた顔で



「あなたの後ろにさっきからその女が

憑いてるの気付いてます?」

















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