neo's scrapbook






“カメラの男”

「一年前、うちの大学の生徒が無人島で7人全員死んだって事件あっただろ?」

「あぁ~、そういえばそんな事件あったねぇ。それがどうかした!?」

「実は、その事件の模様を映したビデオが手に入ったんだよねっ♪」

「ほんと?!」「えぇ~うっそぉ!?」

みんなそれぞれ勝手なことを言っている…

「まぁ、とりあえず観てみないか!?」

ビデオが再生されると最初は普通の旅行のようだった。

…が、その夜に一人の死体がみつかるとそこからはパニック映画のようだった。

みんな震え、怯えている。

そこから一人、また一人と死体で発見され、結局はカメラマンと一人の少女が残った。

少女は言う。

「あなたが犯人なんでしょう?!私が犯人なわけないし!

それに、こんな状況でビデオ撮ってるなんておかしいじゃない!?」

「違う、俺じゃない!!これは警察に証拠として、渡すために・・・」

少女は最後まで話をを聞かずに外に飛び出していった。

すぐに少女を追いかけるカメラの男。

画面が急に黒くなり次のシーンに変わる…

そこには無残な少女の死体と首吊り自殺をしたと思われる、

カメラの男が映っていた。

そこでビデオは終わった…

「本物?怪しいなぁ!?」「・・・ホントに?」

皆にビデオを見せた男はニヤニヤ笑うだけ…




7人全員死んだはずなのに、ビデオが撮影されている
誰かもう一人いた筈!?
真犯人はその「8人目」。
勿論、「8人目」は皆にビデオを見せている男…






neo's blog