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敬虔なクリスチャンの男がいた。

ある日、川沿いを散歩していると、誤って足を滑らせ川に落ちてしまった。

男は岸に向って必死に泳いだ

が流れが急で全然進まない。

そこへ偶然にボートが通り掛かり、

助けの手を差し伸べてくれた!

するとその男はなんとこう言った。

「いや、大丈夫。私には神様がついている。

神様が助けてくれるから、助けは必要ない」

又、しばらくすると、また別のボートが通り掛かり、

同じように男を助けようと手を差し伸べてくれたのだが…

「私のことは神様が助けてくれるから大丈夫だ。

さぁ、行ってくれ、大丈夫だから!」

しかし、結局男はそのまま力尽き、死んでしまった。

天国に着いた男は神様に会うとすこし憮然としながら尋ねた。

「神よ、どうして私を助けてくれなかったのですか?」

…神は言われた…


「何を言っておるのだ?

2回も助けのボートを出したではないか・・・・・」




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