ジョークに説明は不要である。

ジョークが語られた時点で笑うことのできなかった者は、

説明を聞いたところで本来の面白さを体感できることができない。

by  anonymous





       《カタコト》

「裁判長!!裁判長!!

被告はこの国へ来てまだ間がありません。

確かに出来心で強盗をはたらいてしまった、、、

とはいえ、彼はこの国に身寄りも知り合いもなく

言葉も通じず孤独に一人で生きてきたのです!

何より彼はカタコトの言葉しか喋れないのです!

そういう彼の置かれた状況も考慮すべきではないでしょうか!?」

これには陪審員一同も深く頷いた。
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「なるほど…尤もな意見だと思われます。

情状酌量の余地もあるやも知れません

…では、被告人に聞きます。」

裁判長は思慮深く威厳に満ちた声で被告人に訊た…

「何か喋れる言葉は?」



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     ・・・カ・ネ・ダ・セ・・・














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