彼は今日も残業を終えて帰宅の途に着いていた
…疲れた
いつもは通らない公園を横切って近道しよう…
と思い家の近くの公園に足を踏み入れた
この公園付近には街灯もなく、
彼は月明かりだけを頼りに歩く
その時、彼はふと気付いた…
何か重いものを引きずるような音が後方からつけてくることに
…ズズッ ・・・ズズッ・・・
思わずギョッとして振り返ってみるが、
真っ暗で何も見えない。ただその音だけが響いてくる
恐怖にかられた彼は、足を速めて家路を急ぐ
やっとの思いで家の門前に着いたのだが、
不思議な音は、彼を追って来るように近づいてくる
慌てて家の鍵を探した
焦っているのか、なかなか鍵が見つからない
音は一層近づいて来る
彼は思い切って振り向いた。
すると、彼のすぐ後ろに、薄緑の服を着て髪を乱した女が立っている
彼は息を呑んだ・・・
次の瞬間、女が口を開いた!!
ヤクルトいらねすかぁ?
※尚、何故そんな時間に女がヤクルトを売っていたかは定かではない…(笑)