“The Sound Of Silence”
neo's scrapbook


元々は1964年のサイモン&ガーファンクルのデビュー・アルバム『水曜の朝、午前3時』

に収録されていた一曲で、伴奏はアコースティック・ギターのみだった。

1965年6月、同アルバムを手掛けたコロムビア・レコードのプロデューサーが、

その時に着手していたボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」の

レコーディングのために集つまっていたミュージシャンを使い、

エレクトリック・セクションを録音。

サイモンとガーファンクルに何の断りも無く新たにオーヴァーダブを施した上で

この曲をシングルとして発売してしまうが…

だが、翌年初頭に全米ヒットチャートの1位に輝き

その後、一度はビートルズ「恋を抱きしめよう」に首位を奪われるが、

3週間後には再び1位に達した。

この成功を受けて、ポール・サイモンは失意の中、滞在していたロンドンから

アメリカに戻り、サイモン&ガーファンクルとしての活動を再開し、

本シングル・ヴァージョンを含むアルバム『サウンド・オブ・サイレンス』

(1966年)を発表。

そんなエピソードとともに懐かしい曲ですが

「明日に架ける橋」がサイモン&ガーファンクルの

最高ヒット曲として評価されていますが…勿論、それが常識かもしれません。

でも、彼らを文字通りスターにした曲は紛れもなく

この「ザ・サウンド・オブ・サイレンス」でしょうし

文字通り名曲のひとつといえるのでしょう。

ただ残念な事にもうこういう音(フォークソング)が

今の時代と合わなくなってきてるんでしょうね…






“The Sound Of Silence”




1
Hello,darkness my old friend.
こんにちわ、僕の古い友だち、暗闇よ。
I've come to talk with you again.
また君と話をするためにやって来た。
Because a vision softly creeping.
何故なら、幻影がそっと忍び込んで、
Left its seeds while I was sleeping.
私が眠っている間に種子を残していったから。
And the vision that was planted in my brain
そして、私の脳細胞の中に植え込まれた幻影は、
Still remains.
今なお息づいている。
With in The Sound Of Silence.
静寂(沈黙)の音の中で。

2
In restless derams I walked alone
休むことのない夢の中で、僕は一人歩いた。
Narrow streets of cobblestone.
石畳みの狭い道を。
Neath the halo of a street lamp.
街灯の灯かりの輪の下で、
I turned my collar to the cold and damp
冷たさと湿気に、僕は襟を立てた。
When my eyes were stabbed by the flash of a neon light
ネオンのきらめきが僕の目に突き刺さった時、
That split the night
それは、夜を引き裂いた。
And touched The Sound Of Silence.
そして、僕は静寂(沈黙)の音に触れた。

3
And in the naked light I saw
そして、裸電球の下で、僕は見た。
Ten thousand people maybe more.
一万人、おそらくそれ以上の人たちを。
People talking without speaking.
彼らは話すことなく語り、
People hearing without listening.
耳を傾けることなく、聞いていて、
People writing song that voices never share
声に出して歌われることのない歌を書いていた。
And no one dare
そして、敢えて誰もしようとしない。
Disturb The Sound Of Silence.
静寂(沈黙)の音を遮ることを。

4
"Fools" said I."You do not know
「おろか者たち」僕は言った。「君たちは知らない。
Silence like a canccer grows.
癌のように静寂が成長するのを。
Hear my words that I might teach you.
僕のいうことを聞くんだ。
Take my arms that I reach you."
僕が差し出す手を掴むんだ。」
But my words like silent raindrops fell.
しかし、僕の言葉は静かな雨だれのように落ちていき、
And echoed
そして、響き渡った。
In the wells of silence.
静寂(沈黙)の井戸の中で。

5
And the people bowed and prayed
そして、人々は頭を下げて祈った。
To the neon god they made.
自分たちの作ったネオンの神に。
And the sign flashed out its warning.
すると、警告の言葉がきらめいた。
In the words that it was forming.
明確な形となった言葉で。
And the signs said."The words of the prophets are written on the subway walls
その言葉はこう告げていた。「預言者の言葉は地下鉄の壁に書かれている。
And tenement halls."
そして、安アパートの廊下にも。」
And whisper'd in The Sounds of Silence.
そして、その言葉は静寂(沈黙)の音の中でささやいた。








neo's blog