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“帰宅”

今日もまた上司に怒られてしまった。

OL仲間の間でもかなり評判が悪い上司…

「私のストーカーの犯人はあいつだったりして…!?」

そんなことを考えつつ帰宅した。

家といっても、たった二部屋しかないアパート。

リビング+キッチンと寝室だけ。

窓もリビングにしかない。

まぁ安いから良いけど…

玄関の鍵を開けて部屋にはいると、びっくりした。

リビングに置いてるタンスが荒らされていた。

そういえば、朝食を食べに出た時に鍵をかけ忘れて、そのまま出勤したんだ……

窓は全部鍵が掛かってるから、

玄関から入られたんだろう。

あー気持ち悪い。むかつく。

もう今日は疲れた。晩ご飯はいいや。

警察には明日届けを出そう…

私は玄関の鍵が閉まってるのを確認し、寝室に向かった。



“考察”

仕事というものはやっぱりきついもの。上司に怒られることもあるでしょう。

女性の場合ストーカーという恐怖におびえている人も少なくないだろう。

この話のキーポイントは「ある単語」が短い文章の中に数回出てくること。

何度も文章を読むとわかるはず。彼女の身に危険が迫っていることが・・・

答えは下。





答え

仕事から帰った彼女は鍵を開けて自宅に入った。

その時彼女の目にとまったものは荒らされたタンスであった。

彼女はてっきり朝鍵を閉め忘れたのが原因だと思い込んでしまう。

帰ってきたときには鍵を開けて家に入ったのに・・・

彼女は明日警察へ届けを出すことを決め、鍵をかけて寝室へ向かう。

もうおわかりでしょうか??

何者かが鍵の開いている玄関を開け侵入。内側から鍵を掛けた。

彼女は帰宅時鍵を開けて家に入る。その後鍵を閉めて寝室へ。

そう!家に侵入した何者かはまだ部屋の中にいるのだ。



…あなたは今日鍵をかけて外出しましたか?






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