私の冗談は、真実を語ることである。

真実はこの世で一番面白い冗談である。

byバーナード・ショー(1856-1950:英:劇作家、批評家)




  

  “インディアンの天気予報”
  




neo's blogハリウッドの撮影隊が砂漠で撮影をしていた。

ある日、インディアンの老人がやって来て

監督にこう告げた。

…アシタ雨フル

翌日、確かに雨が降った。

また、一週間後、その老人はまた監督のところに来て告げる…

…アシタ嵐クル…

そして翌日、間違いなく嵐となった。

「あの老インディアンの予報はすごいな!!」

映画監督は感心した。

そこで秘書にあの老人を雇って天気を予測させるよう頼んだ。


neo's blogその後、幾度となく予報を的中させる老インディアン…

しかしある日を境にぷっつりと姿を現さなくなった…

いたたまれなくなった監督は、

老インディアンに使いを出した。

「明日、大事なシーンを撮影することになっている。

君をあてにしているんだ!!

明日の天気はどうだろう?」

老インディアンは空を仰ぎこうつぶやいた……

…ワシ、モウ天気ガワカラナイ…




…ラジオ、コワレタ…






※インディアンは蔑称か?

近年「インディアン」という呼び方は差別的で、「ネイティブアメリカン」と言うべき
だと思っている方も多いかと思いますが…
実際は「そんな呼び方やめてくれ!」と言う人も多いようです。
元来、「アメリカ人」という考え方は白人が後から作ったもので、
先住民である彼らにとっては快いものではないはずです。
また「ネイティブアメリカン」という呼び方をするだけで
「差別に十分気を使ってますよ」なんて顔をされてはたまったもんじゃない、
という考えもあるようです。
昔は蔑称でしたが、今はインディアンという呼ばれ方を受け入れているようです。
実際「インディアン」という名称を敢えて使う団体もあり、個人が自分のことを「インディアン」と
言ったり、各部族名を名乗るそうです。
そんな事情を踏まえて今回は「インディアン」と言う呼称を使っています。
ご了解下さい。





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