数の単位ってどこまであるんだろう?…と疑問に思って調べてみました。

日本の数で最も大きいとされている数は、『塵劫記』‐(吉田光由/寛永11・1634)

に記されている「無量大数」

※「無量大数」の単位に関しては過去記事をご覧ください。⇒コチラ

私達が普段 耳にする数の単位は、お金で言えば、国家予算の兆くらいまで!?

日本の赤字国債がその内「京」に為るかも??

宇宙の単位でも、『兆光年』くらいまでは聞くけどその先はあまり聞きません。

兆 の次は、京。その次は 垓(がい)… って、果てしなくある。

日常、こんな大きな数を使うことはほとんどありませんし…

じゃあ、何のためにあるんでしょうか!この単位は!?

多分…これは「仏教」の世界観ではないでしょうか!?

京都…有名な弥勒菩薩にはこんな説明があります…
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『五十六億七千万年後に救世主となって現れる。』

えっ!!未来すぎ…ですね,

もうちょっと早く現われて頂けませんかね(苦笑)

しかし、まだ〃こんなものじゃなかった。

更に阿弥陀経の『極楽浄土』の文章には

従是西方 過十万億仏土 有世界 名曰極楽
(じゅうぜさいほう かじゅうまんのくぶつど うせかい みょうわつごくらく)
ここから西方へ『十万億仏土』を過ぎたところに極楽という世界があるという…

十万億仏土 = 十京光年
10,000,000,000,000,000 光年

極楽浄土 遠すぎます!

つまり、十万億仏土って、『遥か彼方』っていう意味らしい。

因みに、地球とアンドロメダ銀河間はわずか230万光年ですから

…近いものです♪

そんな訳でここから先は、神尺度!?

不可思議 (ふかしぎ) = 10 の 64乗

無量大数 (むりょうたいすう) = 10 の 68乗

これが、私も知っていた最大の単位の上位2つですが

無量大数を数字で書くとこうなるらしい。

ハッキリ言いますとこの数字が正しいかはわかりません♪(苦笑)


100,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000

     で、やっと無量大数より先の数字!!

     …ありました♪

     無量大数より先は‥…(今日は、少し覚悟が必要です♪)


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無量大数(むりょうたいすう)
洛叉(らくしゃ)
倶胝(くてい)
阿ゆ多(あゆた)
那由他(なゆた)
頻波羅(びんばら)
矜羯羅(こんがら)
阿伽羅(あから)
最勝(さいしょう)
摩婆羅(まばら)
阿婆羅(あばら)
多婆羅(たばら)
界分(かいぶん)
普摩(ふま)
禰摩(ねま)
阿婆鈐(あばけん)
弥伽婆(みかば)
毘ら伽(びらか)
毘伽婆(びかば)
僧羯邏摩(そうがらま)
毘薩羅(びさら)
毘贍婆(びせんば)
毘盛伽(びじょうが)
毘素陀(びすだ)
毘婆訶(びばか)
毘薄底(びばてい)
毘きゃ擔(びきゃたん)
称量(しょうりょう)
一持(いちじ)
異路(いろ)
顛倒(てんどう)
三末耶(さんまや)
毘睹羅(びとら)
奚婆羅(けいばら)
伺察(しさつ)
周広(しゅうこう)
高出(こうしゅつ)
最妙(さいみょう)
泥羅婆(ないらば)
訶理婆(かりば)
一動(いちどう)
訶理蒲(かりぼ)
訶理三(かりさん)
奚魯伽(けいろか)
達ら歩陀(たつらほだ)
訶魯那(かろな)
摩魯陀(まろだ)
懺慕陀(ざんぼだ)
えらい陀(えいらだ)
摩魯摩(まろま)
調伏(ちょうぶく)
離きょう慢(りきょうまん)
不動(ふどう)
極量(ごくりょう)
阿麼怛羅(あまたら)
勃麼怛羅(ぼまたら)
伽麼怛羅(がまたら)
那麼怛羅(なまたら)
奚麼怛羅(けいまたら)
べい麼怛羅(べいまたら)
鉢羅麼怛羅(はらまたら)
尸婆麼怛羅(しばまたら)
翳羅(えいら)
薜羅(べいら)
諦羅(たいら)
偈羅(げら)
歩羅(そほら)
泥羅(ないら)
計羅(けいら)
細羅(さいら)
睥羅(へいら)
謎羅(めいら)
娑ら荼(しゃらだ)
謎魯陀(めいろだ)
契魯陀(けいろだ)
摩睹羅(まとら)
娑母羅(しゃもら)
阿野娑(あやしゃ)
迦麼羅(かまら)
摩伽婆(まかば)
阿怛羅(あたら)
醯魯耶(けいろや)
薜魯婆(べいろば)
羯羅波(からは)
訶婆婆(かばば)
毘婆羅(びばら)
那婆羅(なばら)
摩ら羅(まらら)
娑婆羅(しゃばら)
迷ら普(めいらふ)
者麼羅(しゃまら)
駄麼羅(だまら)
鉢ら麼陀(はらまだ)
毘迦摩(びかま)
烏波跋多(うはばた)
演説(えんぜつ)
無尽(むじん)
出生(しゅっしょう)
無我(むが)
阿畔多(あばんた)
青蓮華(しょうれんげ)
鉢頭摩(はどま)
僧祇(そうぎ)
趣(しゅ)
至(し)
阿僧祇(あそうぎ)
阿僧祇転(あそうぎてん)
無量(むりょう)
無量転(むりょうてん)
無辺(むへん)
無辺転(むへんてん)
無等(むとう)
無等転(むとうてん)
不可数(ふかすう)
不可数転(ふかすうてん)
不可称(ふかしょう)
不可称転(ふかしょうてん)
不可思(ふかし)
不可思転(ふかしてん)
不可量(ふかりょう)
不可量転(ふかりょうてん)
不可説(ふかせつ)
不可説転(ふかせつてん)
不可説不可説(ふかせつふかせつ)
不可説不可説転(ふかせつふかせつてん)



不可説不可説転···10の
37000000000000000000000000000000000000乗と言う仏教で扱う最大の数字。
        
こういう数字を使うことによって当時は『未来永劫』『悠久』等
をあらわしたんでしょう。
それにしてもPCも何もない時代にインドの人の想像力には驚きます♪


※最先端のインフレーション宇宙論では、宇宙の大きさ(直径)は
少なくとも780億光年と考えられています。
更に、宇宙は完全な球体であると数学的に証明されています。
これは仏教の教えにある、大きい数の下から7番目、
7×2^5→10^224 阿伽羅(あから)で
早くも現代物理学を遥かに超えている訳です

もう一つ♪
検索エンジン “Google ”の語源でもあるグーゴル。
1の後に0が100個 続く数字を1グーゴルとしたそうで(汗)
それで、グーゴルプレックスと言う数字が10のグーゴル乗

う… うーん。

不可説不可説転 より大きい数なのか?? そうなのか??

どうやら大きいらしい(笑)
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