「弱き者、汝の名は“女”なり」
byシェイクスピア・悲劇『ハムレット』より
byシェイクスピア・悲劇『ハムレット』より
「ねえあなた、
たまには外で食事ってのはどうかしら!?」
「いいねぇ! なんだか昔に戻れそうだねぇ♪」
「毎週1回、曜日を決めて行くといいと
思うんだけど!? どう!?」
「うんうん♪ ますますいいねぇ♪
楽しみだねぇ♪」
「じゃあ、私は土曜日に行くから、
あなたは月曜日にでも行ってね♪」
マキコは今度の日曜日、ついに彼を部屋に招く決心をした。
「で、公園の前のマンションなの。
着いたらまず、マンションの玄関ドアを足で蹴って開けてね。
それから右肘でエレベーターのボタンを押すの。
私の部屋は5階よ。
エレベーターのすぐ隣の部屋だから
左肘でチャイムを鳴らしてね♪」
「WOW! 是非、行かせてもらうよっ♪
でも、何故、足や肘でドアやチャイムを??」
「あなた! まさか手ぶらで来るつもりじゃないでしょう!?」