Harvey Keitel

$neo's scrapbook



neo's scrapbookオフ・ブロードウェイで舞台の経験を積んでいた頃、

ニューヨーク大学の学生であったマーティン・スコセッシと知り合い

スコセッシの長編映画デビュー作品『ドアをノックするのは誰?』

映画デビューを果たし、マイナーではあったがこの映画で、

1968年のシカゴ映画祭で初めて彼は賞に輝く。







neo's scrapbook1973年の『ミーン・ストリート』でも再びスコセッシとコンビを

組んだが主演のカイテルは注目されず助演の

ロバート・デ・ニーロが注目されるという

不運?に見舞われるが、共演がロバート・デ・ニーロ

では仕方ないでしょう。


neo's scrapbook再びマーティン・スコセッシ監督・ロバート・デ・ニーロとの

共演で見せたポン引き役のハーヴェイ・カイテル。

最初に見初めた頃でしょうか?

『タクシードライバー』





$neo's scrapbook印象的だった

『スモーク』で演じた、ブルックリンのタバコ屋のオヤジ。

彼の顔や声、喋り方、笑顔がとてもいい。

どこにでも居そうな、年相応に煤けて汚れたオッサンから、

冷酷な軍人、ギャング、イカレたポン引きまで、自在に演じる彼に、

「演技派」で片付けるのは、なぜだか少しつまらない気さえしています。

キレた犯罪者の役どころで披露された卓越した演技力で有名になった俳優だが、

今やその役柄は幅広く、なんでもできる俳優の一人でもある。


neo's scrapbook1979年公開の映画『地獄の黙示録』の撮影開始わずか

2週間後に降板(代役はマーティン・シーン)

これが、ハリウッドにおいて敬遠されるようになり

徐々に端役しか与えられなくなり

活動の拠点をヨーロッパの映画に移し

リドリー・スコットらの作品に出演を重ねて復活をに待った。

低迷期に苦楽を共にした、リドリー・スコットの監督作品

『テルマ&ルイーズ』(1991年)で義理人情に厚い刑事を演じ、

復活の兆しを見せると同年公開の映画『バグジー』では

アカデミー助演男優賞にノミネート。


$neo's scrapbook『レザボア・ドッグス』で1980年代に経験した

ギャング役の集大成とも言える演技を披露し

映画俳優としての地位を取り戻した。








$neo's scrapbookクエンティン・タランティーノ監督の『パルプフィクション』

ザ・ウルフ役では冷静沈着で紳士的な掃除屋。

仕事においては完璧な指示を行い、

朝から自宅でホームパーティをし

死体の処理をするのにタキシードで来る、

30分かかる距離を10分で行くと言って、実際10分以内でやって来る、

不安で苛立っている男どもを安心させ、

噛み付いてくるトラボルタ扮するビンセントを、軽くいなし

一口飲んでコーヒーの味の違いに気付き、

タランティーノ扮するジミーに「これはいいね」と軽くジェスチャー♪

きっちりと時間内に完璧に仕事をやり終えてホンダのNSXで帰っていくのが渋い(笑。

最近では「暴力的」というイメージから脱却し、演じる役を

広げ、努めて出演作品を慎重に選択しているようです。

また、キャリアを築く過程で幾度と無く辛酸を舐めた経験から

資金力や公開の機会に乏しいインディペンデント映画に対して理解を示し、

製作総指揮も務めたベトナム人監督トニー・ブイの『季節の中で』では、

サンダンス映画祭において史上初のグランプリ・観客賞同時受賞を果たした。

また、彼はプロデューサーとしても成功を収め、

現在は、日本でも有名なニューヨークの俳優養成学校である

The Actors Studioで、アル・パチーノ、エレン・バースティンと共同で学長を務めている。



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主な出演作品


0012捕虜収容所 Hogan's Heroes (1966年)
ドアをノックするのは誰? Who's That Knocking at My Door (1967年)
禁じられた情事の森 Reflections in a Golden Eye (1967年)
NYPD特捜刑事 N.Y.P.D. (1968年)
刑事コジャック Kojak (1973年)
ミーン・ストリート Mean Streets (1973年)
FBIアメリカ連邦警察 The F.B.I. (1974年)
アリスの恋 Alice Doesn't Live Here Anymore (1974年)
タクシードライバー Taxi Driver (1976年)
デュエリスト/決闘者 The Duellists (1977年)
マッド・フィンガーズFingers (1978年) 
世にも不思議なアメージング・ストーリー Amazing Stories (1985年)
 (クリント・イーストウッド監督の一編)
最後の誘惑 The Last Temptation of Christ (1988年)
黄昏のチャイナタウン The Two Jakes (1990年)
バグジー Bugsy (1991年)
テルマ&ルイーズ Thelma & Louise (1991年)
レザボア・ドッグス Reservoir Dogs (1992年)
バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト Bad Lieutenant (1992年)
天使にラブ・ソングを… Sister Act (1992年)
ピアノ・レッスン The Piano (1993年)
ライジング・サン Rising Sun (1993年)
アサシン 暗・殺・者 Point of No Return (1993年)
サムバディ・トゥ・ラブ Somebody to Love (1994年)
パルプ・フィクション Pulp Fiction (1994年)
クロッカーズ Clockers (1995年)
スモーク Smoke (1995年)
ブルー・イン・ザ・フェイス Blue in the Face (1995年)
ユリシーズの瞳 To Vlemma tou Odyssea (1995年)
真夏の出来事 Head Above Water (1996年)
フロム・ダスク・ティル・ドーン From Dusk Till Dawn (1996年)
コップランド Cop Land (1997年)
フェアリーテイル FairyTale: A True Story (1997年)
バッド・デイズ City of Industry (1997年)
グレイスランド Finding Graceland (1998年)
ルル・オン・ザ・ブリッジ Lulu on the Bridge (1998年)
ホーリー・スモーク Holy Smoke! (1999年)
季節の中で Three Seasons (1999年)
リトル★ニッキー Little Nicky (2000年)
U-571 U-571 (2000年)
灰の記憶 The Grey ZOne (2001年)
テイキング・サイド Taking Sides (2001年)
レッド・ドラゴン Red Dragon (2002年)
ナショナル・トレジャー National Treasure (2004年)
Be Cool/ビー・クール Be Cool (2005年)
ボディクライム 誘惑する女 A Crime (2006年)
アーサーとミニモイの不思議な国 Arthur and the Minimoys (2006年)
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 National Treasure Book of Secrets (2007年)
イングロリアス・バスターズ Inglourious Basterds (2009年) (声の出演)
ミート・ザ・ペアレンツ3 Little Fockers (2010年)
The Last Godfather 라스트 갓파더 (2010年)※韓国映画






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