Philip Marlowe
レイモンド・チャンドラーが生み出したハードボイルド小説の探偵ですね♪
6作目となる「長いお別れ」では42歳と自称してます

長編は全部で6作
大いなる眠り(1939年)
さらば愛しき女よ(1940年)
高い窓(1942年)
湖中の女(1943年)
かわいい女(1949年)
長いお別れ(1954年)
プレイバック(1958年)
プードル・スプリングス物語
(未完ですが、後にロバート・B・パーカーにより完結)

またハードボイルドの決定的なのが決め台詞!

ここで少しだけ代表的な(古典的な?)決め台詞を

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「If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.」
作中のヒロインから、「あなたの様に強い(hard)人が、
どうしてそんなに優しく(gentle)なれるの?」と問われて返す言葉

「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」

清水俊二訳は「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、
生きている資格がない」(『プレイバック』(早川書房、1959年10月)第25章)。
生島治郎訳は「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、生きている資格はない」
矢作俊彦氏は『複雑な彼女と単純な場所』で、「ハードでなければ生きていけない、
ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」が正しいとしている・・・

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「To say Good bye is to die a little.」
「さよならをいうのは、少し死ぬことだ」
清水俊二訳では「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」(『長いお別れ』第50章)

これが村上春樹訳では「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」
(『ロング・グッドバイ』第50章)
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「I suppose it's a bit too early for a gimlet. 」
「ギムレットには早すぎる」
これはゲストキャラクターがマーロウに言ったセリフですね
清水俊二訳では「ギムレットにはまだ早すぎるね」(『長いお別れ』第52章)
村上春樹訳では「ギムレットを飲むには少し早すぎるね」(『ロング・グッドバイ』第52章)

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「I don't shoot it at people,
unless you get to be a better shot. Remember?」

「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」

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「法律書を読んでる奴は本の中に書いてあることが法律だと思ってるんだ」
 by デイトン 
 (尋問の際に暴力を振るう警察官にフィリップ・マーロウに) 
 

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「警官がきらわれていない場所もあるんだが、そういうところでは、君は警官になれない」
 (フィリップ・マーロウが自分を尋問した警官に) 
 


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今ごろハードボイルドなんて思われるでしょ?

しかしこの「ハードボイルド」は

意外なところにもまだまだあるんですね♪

ハードボイルドは死なず(笑)

例えば宮崎駿監督の「紅の豚」では

豚のマルコ(豚ですが・・・)

アドリア海、シャンソン、ワイン、飛行艇。

アメリカが生んだハードボイルドとは一味違います!

見事にハードボイルドを描いてます

「豚に国も法律もねぇよ」

「戦争で稼ぐ奴は悪党さ 賞金稼ぎで稼げねえ奴は能無しだ」
 
「いいやつはみんな死んだヤツだ」と宮崎監督は言わせてますし

マルコだけじゃなく、ジーナの名台詞もすごいです

「あなたもう一人女の子を不幸にする気なの?」

「あんたたち飛行艇乗りは、女を桟橋の金具くらいにしか考えてないんでしょう!」なんて

これはもう古典的「ハードボイルド」ですね(笑)

それにお馴染み「ルパンⅢ世」なんかも名言の宝庫ですし

あっ!これも宮崎さんですね♪

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今日はビリー・ジョエルの3曲で
Billy Joel/Just the Way You Are



PIANO MAN



The Stranger



ビリー・ジョエル(Billy Joel, 1949年5月9日 - )は、
アメリカのニューヨーク州サウス・ブロンクス出身のロック歌手、
ピアニスト、作曲家。本名ウイリアム・マーティン・ジョエル(William Martin Joel)。
ポップで親しみやすいメロディ・ラインと、大都会に生活する人々を描いた
メッセージ性の強い歌詞で、1970年代後半から1990年代前半にかけてヒットを連発した。
全世界で1億枚以上のレコード・セールスを記録し、アメリカでのレコード総売上第6位
のアーティストとなっている。